人がいる、人がつながる、長屋のような経堂の街がある

2018.7.13

墨田区・森木ペーパー×浅見ハナ×奈良市・墨運堂×経堂人情商店街。被災した和紙産地の応援開始。

西日本豪雨被災地応援

1925年、横浜にて創業。
全国各地の様々な和紙を取扱い、和紙輸出商社として世界にも和紙を供給、
バチカンをはじめとした修道院のフレスコ画など文化財の修復や、
デヴィッド・リンチ氏はじめ、アーティストの要望にも応える森木ペーパーさん。


写真は、代表の森木貴男さん。

さばのゆともご縁があり、ここ数年、交流させていただいております。

森木ペーパーさんについて、詳しくは、こちらの記事(拙文)
「デヴィッド・リンチ監督も愛用!驚きの和紙の話」(日経BPカンパネラ)をご覧ください。

今回の西日本豪雨災害では、ダムの放流によって堤防が決壊した
愛媛県西予市野村町の大洲和紙、京都府綾部市の黒谷和紙の産地などが被災。

森木ペーパーさんと被災エリアの和紙産地の応援をということになり、
大洲和紙の定番・仙貨紙という小判の紙、京都の黒谷和紙をお送りいただきました。

経堂のモノづくりスポットまだん陶房さんにて、
これらの和紙で装飾された募金箱づくりをします。

仙貨紙にイラストレーターの浅見ハナさんが絵を描いて
募金箱を作ってくださいました。

まずは、経堂西通りの bar 月の花さんに。

経堂農大通りのサバが有名な人情酒場らかん茶屋さんにも。
らかんさんでは、取引がある高知県宿毛市の与力水産さんの社員さんが
被害にあったため、そのための募金をするそうです。

ラーメンまことやさん
カレーのガラムマサラさんのための絵ができてきました。

ハワイ好きのまことや北井さんには
ハイビスカスの募金箱がよく似合う。

ガラムマサラさんには若沖イズム流れる象!

奈良の老舗「墨運堂」さんの「絵墨」もコラボ。

twitterなどネットで10代、20代にも
人気&ブレイク中の話題の製品。
「墨をベースに作られた新しい色彩の世界」
という飾らないコピーが不思議とグッときます。

「墨運堂」さんについて、詳しくはこちらの記事(拙文)。
墨の黒壁、ゆび筆、奈良の墨……書道文化が新しい 墨運堂の松井昭光さん    

この粋な募金箱は経堂きはちさんに。
四谷シモン先生はじめ、みなさんで盛り上げる!



奈良・墨運堂さんの絵墨で描くシリーズ。
昨夜さばのゆにマトリョーシカと葡萄を届けていただきました。
マトリョーシカはフォローミーさんへ。
柳好師匠とこども文化食堂サポーターの
山形のおにいさんも早速募金を。



被災地の和紙をつかった応援がじわり経堂の街に広がっています。

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須田泰成

コメディライター/プロデューサー/著述家/クリエーティブディレクター。2000年、伝説の地域寄席・経堂落語会の代表世話人を勤めた故・栃木要三氏のラーメンからから亭の経営不振を立て直すため、個人飲食店を応援する経堂系ドットコムをスタート。2009年さばのゆオープン、落語、トーク、全国の地域イベント等で知られるように。東日本大震災の津波で流された石巻の缶詰工場・木の屋石巻水産の泥まみれの缶詰を洗って売るプロジェクトは、さばのゆから全国に広まり、約27万個を販売。工場再建のきっかけとなるなど、ソーシャルな活動も多い。本業は、著述、映像・WEB制作、各種プロデュース。著書に『モンティパイソン大全』(洋泉社)、脚本・シリーズ構成に『ベイビー・フィリックス』(NHK),
『スーパー人形劇ドラムカンナの冒険』(NHK)など。
最新刊は、木の屋石巻水産の復興ノンフィクション本『蘇るサバ缶〜震災と希望と人情商店街〜』(廣済堂出版)
Twitter:@yasunarisuda
facebook:https://www.facebook.com/yasunarisuda

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