人がいる、人がつながる、長屋のような経堂の街がある

2018.10.4

まだ知らない経堂。奥が深い人情商店街。

編集長のゆるり経堂日記

まだまだ経堂、知らないことがある。
本当に奥が深い人情商店街。
さばのゆ終わりに
11月11日からの高知生産地ツアーの詳細を詰めるため、
らかん茶屋さんに。


ある常連さんがお会計の時に、「お釣りは要らないから」と。
すると大将の春さんが、
「ありがとうございます。じゃあ、多くいただいた分は、
バイトの学生の飲み代になりますから」と。
その後、知った衝撃の事実は、経堂らかん茶屋さんは、
常連さんが「釣りはいらない」と多く払った金額が貯まったら、
東京農大生などの学生バイトに渡して、
「常連さんの気持ちだから、これで飲みに行け!」と、
自分もポケットマネーからチョイと足す。
それが大将のルールだったのだ。
らかん茶屋で18年前から飲んでいるけど、知らなかった!
初めて知った衝撃の事実でした。

経堂こども文化食堂の唐揚げ寄付などいろいろ男前な大将ですが、
67歳の今も若いお客さんで賑わう理由がじわっとわかった夜でした。

らかん茶屋

お店の紹介記事はこちら
住 所
世田谷区経堂1丁目23ー13  興輝ビル 1F
ホームページ
http://kyodogohan.exblog.jp/16987987
電話番号
03-3429-2230
営業時間
ランチ:11時30分〜14時
ディナー:17時30分〜(LO.22時)
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須田泰成

コメディライター/プロデューサー/著述家/クリエーティブディレクター。2000年、伝説の地域寄席・経堂落語会の代表世話人を勤めた故・栃木要三氏のラーメンからから亭の経営不振を立て直すため、個人飲食店を応援する経堂系ドットコムをスタート。2009年さばのゆオープン、落語、トーク、全国の地域イベント等で知られるように。東日本大震災の津波で流された石巻の缶詰工場・木の屋石巻水産の泥まみれの缶詰を洗って売るプロジェクトは、さばのゆから全国に広まり、約27万個を販売。工場再建のきっかけとなるなど、ソーシャルな活動も多い。本業は、著述、映像・WEB制作、各種プロデュース。著書に『モンティパイソン大全』(洋泉社)、脚本・シリーズ構成に『ベイビー・フィリックス』(NHK),
『スーパー人形劇ドラムカンナの冒険』(NHK)など。
最新刊は、木の屋石巻水産の復興ノンフィクション本『蘇るサバ缶〜震災と希望と人情商店街〜』(廣済堂出版)
Twitter:@yasunarisuda
facebook:https://www.facebook.com/yasunarisuda

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