人がいる、人がつながる、長屋のような経堂の街がある

2018.11.14

消費税10%になったら街の個人飲食店はどうなるか? そして、どうするか?

編集長のゆるり経堂日記

消費税10%になったらどうなるか?
そして、どうするか?
ご近所の飲食店主たちとずっとその話を続けている。
(もちろん今に始まった話ではなく、
1997年に3%→5%になった時から大きな問題でしたが)

良いものを地方の生産者さんから送ってもらうには
送料がネックとなるが10店舗くらいで共同購入すれば、
送料をシェアするかたちとなり割安になる。
共同購入7年目の有り難いものの1つが高知の水田農園さんの生姜。

焼きとん名店「きはち」さんでは、
この生姜のペーストをトッピングした「かしら塩生姜」が人気!
生姜の香りが食欲と生きる気力を高めてくれます。

そして今日の昼、こちらの生姜2キロを届けに訪れた
らかん茶屋さんで、割引50円券を使い680円という金華さばの竜田揚げ定食。

金華さばがドーン!サラダもたっぷり!
ご飯、味噌汁、お代わりできます。若い方は、どうぞどうぞ!

ランチは、他にも、約25種類。

消費税が上がったら、ごく一般の勤め人の可処分所得は減る訳で、
当然、財布の紐は固くなる。
その状況の中で、駅ナカやターミナル駅前や工場の真ん前のように
立地に恵まれた場所ではない、

経堂のような住宅街の一般客を相手にする飲食店は、

・値段を上げるのは難しい
・ボリュームを減らすのも難しい
・味はもちろん落とせない(むしろ上げなければ)

ご近所の店主と毎日のように話を続けて、
打開策の一つは、地方の生産者さんとの〈つながり〉を大切にすること。

この680円ランチも、実は、地方の生産地との〈つながり〉のおかげ。
試行錯誤と実践を続ける日々です。

11時半にうかがった らかん茶屋さんは、
瞬く間に一杯に、12時には一回転目が終わり、
おそらく今日も50人から60人ペースでしょう。
刺身もランチの人気メニュー。
どんどん出るので、
夜営業の刺身は、いつも一番良い状態なんです。

香川や高知の顔見知りの漁港から届く鮮魚たち。

「1キロを超えるサバが高知の宿毛からきたよ!」と喜ぶ大将。

知恵と工夫と行動力と良いつながりで、
おいしい食べ物、お酒、酔い時間を大切にしていくしかないかなと。

須田泰成

須田泰成

コメディライター/プロデューサー/著述家/クリエーティブディレクター。2000年、伝説の地域寄席・経堂落語会の代表世話人を勤めた故・栃木要三氏のラーメンからから亭の経営不振を立て直すため、個人飲食店を応援する経堂系ドットコムをスタート。2009年さばのゆオープン、落語、トーク、全国の地域イベント等で知られるように。東日本大震災の津波で流された石巻の缶詰工場・木の屋石巻水産の泥まみれの缶詰を洗って売るプロジェクトは、さばのゆから全国に広まり、約27万個を販売。工場再建のきっかけとなるなど、ソーシャルな活動も多い。本業は、著述、映像・WEB制作、各種プロデュース。著書に『モンティパイソン大全』(洋泉社)、脚本・シリーズ構成に『ベイビー・フィリックス』(NHK),
『スーパー人形劇ドラムカンナの冒険』(NHK)など。
最新刊は、木の屋石巻水産の復興ノンフィクション本『蘇るサバ缶〜震災と希望と人情商店街〜』(廣済堂出版)
Twitter:@yasunarisuda
facebook:https://www.facebook.com/yasunarisuda

関連記事

    現在該当する記事がありません。