人がいる、人がつながる、長屋のような経堂の街がある

2019.1.18

経堂大学(2019年1月〜5月)講義の記録

経堂大学

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☆2019年1月

 

◎1月10日(木)
「西樹さんに聞く〈街のニュースを発信する楽しさ+いま気になっていること〉の話」
講義スタート 19時半〜(開場19時) 終演後 懇親会21時半まで。

☆西樹(Tateki Nishi)先生
みんなの経済新聞ネットワーク代表/シブヤ経済新聞編集長

兵庫県尼崎市出身。青山学院大学経済学部卒業後、大手PR会社に入社。1988年、花形商品研究所を設立。企業や新商品・サービスのコミュニケーション領域の立案・実施運営を多数手掛ける。2000年4月、広域渋谷圏のビジネス&カルチャーニュースを配信する情報サイト「シブヤ経済新聞」を開設。以後、「みんなの経済新聞ネットワーク」として海外都市を含む120エリア以上で各地のパートナーと展開中。JFNのラジオ番組「日本カワイイ計画。with みんなの経済新聞」コメンテーター。

〈講義内容〉
国内だけでなく欧米、アジアの大都市、
万博が開かれるドバイにも
ネットワークが広がっている
みんなの経済新聞 since 2000 の代表
西樹さんのお話が、おもしろかったー!
コミュニティづくりは、
何といっても日々の積み重ね。
いろいろ面倒なこともありながら、
その毎日を楽しみながら続けること。
写真は、打ち上げのお隣きはちさんにて。
笑いの絶えない時間でした。
初対面の方同士も盛り上がってうれしい。
いつか西さんの本を読んでみたいと思いました。

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◎1月11日(金)
「神田桂一さんに聞く〈いまを書くこと、いまを生きること〉の話」
講義スタート 19時半〜(開場19時) 終演後 懇親会21時半まで。

☆神田桂一(Keiichi Kanda)先生
 フリーライター・編集者。

1978年生まれ。大阪出身。関西学院大学法学部卒。
一般企業に勤めたのち、光文社『FLASH』編集部の記者に。
その後、ドワンゴ『ニコニコニュース』編集部で編集記者などを経てフリー。
『POPEYE』『ケトル』『スペクテイター』『クイックジャパン』『BRUTUS』などカルチャー誌を中心に活動中。
また下北沢の書店「B&B」のイベントブッキングも手がける。その他マンガのリサーチ、
映画の劇中小説の執筆、ゴーストライターなど、節操なくやっていていいのだろうか。
初めて出した本『もし文豪たちがカップ焼きそばの作り方を書いたら』(宝島社・菊池良と共著)が累計17万部のヒットとなる。

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◎1月16日(水)
「中川めぐみさんに聞く〈釣りを通して日本の魅力を発見・発信する〉活動の話」
講義スタート 19時半〜(開場19時) 終演後 懇親会21時半まで。

☆中川めぐみ(釣りアンバサダー 兼 ツッテ編集長)

1982年富山県生まれ。グリー・電通で新規事業の立ち上げ、ビズリーチで広報などに関わる。
その間に趣味ではじめた釣りの魅力に取り付かれ「釣り × 地域活性」事業で独立。
釣りを通して日本全国の食、景観、人、文化など地域の魅力を発見・発信することを目指す。
現在は「ビギナーにオススメの釣りプラン」を1年間で100個発掘し、
その体験記を届けるwebメディア「ツッテ」を運営。
9月からは熱海で「ツッテ熱海」(観光客が釣った魚を地域クーポンで買取る取り組み)を開始。

〈講義内容〉
中川めぐみさんの講義は、
こんな方法があったのか!と、
目からウロコが釣りだけに落ちまくり。
終了後もアイデアが出まくる酔い時間でした。
打ち上げは釣り師の大将・春さんのらかん茶屋さんへ。

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◎1月17日(木)
「青山志穂さんに聞く〈塩の楽しみ方、生産者さんの魅力〉の話」
講義スタート 19時半〜(開場19時) 終演後 懇親会21時半まで。

☆青山志穂(Shiho Aoyama)
一般社団法人日本ソルトコーディネーター協会 代表理事
株式会社パラダイスプラン 執行役員(非常勤)
中小企業庁ミラサポ認定専門家
沖縄県商工会連合会認定エキスパート

昭和52年(1977年)生まれ、東京都中央区出身。沖縄県在住10年目。
料理好きの母の下、幼少の頃から様々な国の料理を食べて育ち、
食べるの大好き!な食いしん坊に育つ。
大学時代に上海の復旦大学に交換留学で渡り、
中華料理を存分に堪能しながら中国語を学ぶ。
慶應義塾大学総合政策学部を卒業後、カゴメ株式会社に入社。
営業や、トマト製品およびパスタソースのマーケティング・商品開発に携わる。
2007年に退社し、沖縄に移住。
2008年に沖縄の塩の専門店「塩屋」入社。
数年をかけて日本初のソルトソムリエ制度(社内資格制度)を立ち上げる。
教本づくりや社内資格制度の運営体制の設立のほか、
スタッフトレーニングや人材採用・育成、商品開発、広告宣伝の責任者を務める。
2012年に、一般社団法人日本ソルトコーディネーター協会を設立し、独立。
現在は、全国各地を飛び回りながら、
講演活動やメディア出演など、塩の魅力を広く伝えている。
代表著作に「日本と世界の塩の図鑑」(あさ出版)、
「塩図鑑」(東京書籍)、「琉球塩手帖」(ボーダーインク)
塩の楽しみ方はもちろん、魅力あふれる生産者さんたちのことを
もっと多くの人に知ってほしいという気持ちが私のガソリンとなり、あちこち動き回っています。

〈講義内容〉
青山志穂さんの〈塩〉の話。
塩の基本や歴史から、産業のない過疎の離島が
4億円の塩ビジネスが育ち救われた実話に全員がグッときた。
講義の後は、いつもの塩酒場。



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◎1月22日(火)
「小林泰三さんに聞く〈デジタルで古の美術に向き合う醍醐味〉の話」
講義スタート 19時半〜(開場19時) 終演後 懇親会21時半まで。

☆小林泰三(Taizo Kobayashi)先生
デジタル復元師 彩色家

1966年5月24日。東京都杉並区生まれ。
大学卒業時に学芸員の資格を取得。
大手印刷会社で美術のハイビジョン番組を手がけ、
美術の知識と美術業界のノウハウを駆使して、
美術品のデジタル復元を手掛ける先駆けとして高く評価され、
ハイビジョンアワード、マルチメディアグランプリ、
ユネスコシネマフェスティバル等で数々の受賞。
04年に小林美術科学を設立し、本格的にデジタル復元の活動を開始。
テレビでは NHK「国宝探訪」「日曜美術館」「NHK 特集」「歴史秘話ヒストリア」、
TBS 特番「教科書にのせたい!」など数多く出演。
WOWOWでは「美術のゲノム」(現在シリ ーズ7)の企画、解説役としても出演。
著書に光文社新書「日本の国宝、最初はこんな色だった」
双葉社スーパームック「国宝 よみがえる色彩」
PHP 新書「後白河上皇『絵巻物』の力で武士に勝った帝」
光文社新書 「誤解だらけの日本美術」がある。
16 年より新しい日本美術鑑賞法「賞道」を提唱し、
神楽サロンや ATOM CS TOWER、
COREDO 室町3「橋楽亭」などでワークショップを展開。
そのほか、中日文化センター、
港区築地社会教育会館から企業団体主催や小学校からカフェに至るまで、
講演活動も幅広く活動している。
近年、浮世絵版画の版木のデータベース化、
安土桃山時代から江戸初期の着物復元も手掛け、
現場の職人と連携した美術ビジネスにおけるソリューション事業にも力を注いでいる。
14年5月、朝日新聞「beフロントランナー」に掲載。

〈講義内容〉
小林泰三さんの講義のあと、らかん茶屋さん。
約10名が流れて、なかには、
「経堂に引っ越したい」という人も。
復元の現場のNスペもビックリの内容堪能しました。
ピクニックというキーワードにもビックリ!

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◎1月24日(木)  

◎1月24日(木)  経堂大学
「山根かおりさんに聞く〈広島学〜広島のお菓子について〜〉の話」
原爆投下から復興した街。市民球団のある街。食や芸能などの文化を誇る街。
広島の魅力とその背景を知るシリーズ。
講義スタート 19時半〜(開場19時) 終演後 懇親会21時半まで。

☆山根かおり先生

広島市役所職員/ひろしまエヴァンジェリストとして主に東京で活動中。
広島県広島市出身。
観光部門とシティセールス担当だったことから、
広島市の魅力発信について興味を持ち、東京と広島を繋げることの面白さに気づく。
「広島の人にひろしまを認めてもらう」ことが目標。
ボランティア活動である「ひろしまエヴァンジェリスト」の肩書きで講演、イベント企画などを実施。
この活動を通じ、ヒトとモノを広島に繋げ、ひろしまファンを増やすべく活動を続けている。

〈講義内容〉
今宵もNスペレベルの経堂大学。
原爆で壊滅した広島の人たちに
甘いものを食べてもらいたい。
和菓子産業復興のために立ち上がり、
グラニュー糖を送り続けたのは、
広島から移民したハワイの日系人たちだった。
親鸞聖人ゆかりの精進料理も。
ゆるくて深い夜でした。
山根さんありがとうございました!

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◎1月30日(水)
「前田るりさんに聞く〈世の中を動かすネーミング開発〉の話」
講義スタート 19時半〜(開場19時) 終演後 懇親会21時半まで。

☆前田るり(Ruri Maeda)先生
 フリーランス クリエイター

農業から最先端の医療やAI技術まで、業界業種を問わず、
社名、商品ブランド名など、商標登録を前提とした、ネーミングの開発を手がける。
◯主なネーミング開発実績
「ALFRESA アルフレッサホールディングス株式会社」東証一部 医薬品卸
「METAWATER メタウォーター株式会社」東証一部 水環境システム
「きらやか銀行」東証二部 山形地銀
「MIRAIO ミライオ」法律事務所
「RETISSA レティッサ」QDレーザ株式会社 網膜走査型レーザアイウェア
「ひびみっけ」富士フイルム 社会インフラ支援サービス
「とれたんと」JA十勝清水町 野菜シリーズ
「とかち桃花豚」青木ピッグファーム SPF豚
他多数
◯略歴
成城学園初等学校卒業。東京大学経済学部経営学科卒業後、三井物産株式会社に入社。
在職中に多摩美術大学造形表現学部デザイン学科三年に合格、社会人学生として編入。
三井物産を退職後、CI/ブランドデザイン専門会社にプランナーとして転職。
その後、フリーランスのクリエイターに。
ネーミングの開発のほか、趣味のマスキングテープ集めが講じて作品づくり、
展示、ワークショップを随時開催。マスキングテープを通して、
ものづくりの楽しさを伝える活動も行なっている。
◯ JAPAN MENSA会員

〈講義内容〉
今宵さばのゆ前田るりさんのネーミングの話。
名づけるということの奇跡。
深くて、楽しくて、フリーランスということの参考になって、
そして、打ち上げの〈きはち〉さん。
とかち桃花豚の豚バラ、十勝若牛のサガリがたまらない夜。
帯広に飲みに行こうかという話になりました。

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☆2019年2月

 

◎2月1日(金)  経堂大学 
「小高朋子さんに聴く、〈おいしいものだけを売る・奇跡のスーパーまるおか〉の話など」
講義スタート 19時半〜(開場19時) 終演後 懇親会21時半まで。

☆小高朋子(KOTAKA TOMOKO)先生
フリーランス 旅食ライター・カメラマン
1982年 神奈川県生まれ。
文化服装学院卒業後、約8年間アパレル業界に従事。
販売、企画、生産、教育、セレクトショップの立ち上げなどに携るも大量生産・大量消費の現場に疑問を抱き退職。
映像製作会社にて約1年間、地域活性化・復興支援メディア事業に関わる。
その後、持続可能なモノづくりの可能性を求めて各地を巡るうち、地域の食文化や人、農業、工芸品、産業などの魅力を知る。
2014年、その魅力を伝えるためフリーランスライターとして活動を始める。旅と、おいしい食べものと、日本酒が何よりも好き。
農業人材育成プラットフォーム「オンラインアグリビジネススクール」教材ムービー等の制作。企業パンフレットやウェブサイトのライティング・撮影ほか。「商業界」「Aguri Journal」などにて執筆。
2018年、商業界より出版の「おいしいものだけを売る・奇跡のスーパー「まるおか」の流儀」執筆を担当。
現在、サンケイリビング新聞社、毎日新聞経済プレミアにて連載中。

〈講義内容〉

群馬県高崎市にある奇跡のスーパー「まるおか」の話をまとめた
『おいしいものだけを売る-奇跡のスーパー「まるおか」の流儀』(商業界)執筆された小高朋子さんのお話。
めちゃくちゃ面白かった。
巨大なイオンモールの真ん前のたった145坪。
丸岡社長が長い時間をかけて生産者さんと培った信頼関係で並ぶ「おいしい」品ばかり。
しかし、社長が苦労して仕入れに成功した品も、売れるまでに数年を有したりの苦労の連続。
奇跡のスーパーは、長い年月に渡る日々の積み重ねの結果、カタチになったものだった。
店のあちこちに食と栄養、そして人生の豊かさについての手書き(筆文字)のメッセージ。
「食べものは安さ便利さだけでは選ばない」
食べることは、血をつくり身体をつくること。
商品の魅力を明快に語るPOP。
商品の値段の意味を説明するPOP。
催事や販売イベントで訪れた生産者さんたちが一様に驚くのは、
店の仕組みや品揃えだけではなく、普通に来店するお客さんたちのレベルの高さ。
食に対する関心が高く、知識と理解が広く深い。
そんな常連客がおそらく数千人単位で存在して、「スーパーまるおか」を支えているのだ。
一時間以上かけて来店する方も少なくないという。
そんな「スーパーまるおか」の定休日は、日曜日。
スタッフ全員が家族と過ごす時間を大切にできるようにという配慮から。
離職率は低く、長年勤める社員さん、パートさんたちが豊富な知識で接客をして、
顔なじみのお客さんの好きな商品の話などを笑顔で語りかける。
経堂の商店街の個人店の参考になる話も書ききれないほど。
そして、先生をまじえての打ち上げは「きはち」さんへ。
缶詰博士・黒川さんも合流して、なんとも酔い夜となりました。
小高さんも「きはち」ファンになっていただけたようで、うれしい限りです。

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◎2月2日(土)  経堂大学 
「野口圭吾さんに聞く、脱サラしてイチゴの神様になる話」
講義スタート 19時半〜(開場19時) 終演後 懇親会21時半まで。

☆野口圭吾(Keigo Noguchi)先生

栃木県宇都宮市にあるイチゴ農園「ハート&ベリー苺」。
オーナーの野口圭吾さんは、
国内のトップパティシエに「イチゴの神様」と呼ばれる存在。
しかし、その道のりは平坦ではなかった。野口さんのリアルストーリーを聞く。

野口さんの記事(by須田泰成)は、こちら。

(野口さんから)
「私は非農家出身で、小さい頃からのあこがれである農業をするために、平成11年に東京から脱サラして栃木県宇都宮市にやってきました。実際の農業の現場を見て、多量の農薬の使用や強い薬品での土壌消毒、流通を優先した早採りの規格等に違和感を覚え、消費者の立場に立った安心・安全・高品質の苺を目指して、栽培方法や肥料等を工夫し、デパート、高級スーパーやホテル、レストラン等へ直販してきましたが、この度、トマト栽培も手掛け、自社で生産する苺、トマトを中心とした直売所「赤の宝石」も開設しました。
ハート&ベリーでは、未来を担う子供たちに安心して食べてもらえる、安全でしかも美味しい高品質な苺・トマトの生産を目指します。土壌消毒には太陽の熱を利用して殺菌する太陽熱消毒で化学農薬は使用しません。また、殺菌力を持つ電解水や天敵農薬を導入し、減農薬に努めています。」

〈講義内容〉


昨夜の経堂大学。
イチゴの神様・野口圭吾さんの講義も素晴らしかった。
小学生の時に憧れた農業への夢を
大人になってからも忘れられず、
高収入の暮らしを捨てて脱サラ、
栃木県に新規就農後、
様々な挫折、紆余曲折を経て、
一流のパティシエたちにイチゴの神様と
呼ばれるようになった実話をたっぷりと。
志の高い仕事の難しさと
達成した時の喜ぶも伝わってきて、
野口さんの今後がますます楽しみになってきました。
一昨日のスーパーまるおかさんもそうでしたが、
奇跡とも思えるビジネスモデルは、
「生産者ー売り手(目利き)ー買い手」という人の輪の〈生態系〉が豊かだと感じました。
「安くはないけど、価値のわかる常連さんに支えられている」
そこは、街の個人店にも共通するところだと。
打ち上げは、きはちさんへ。
経堂の街も盛り上げていただき缶謝です。
野口さんについて、詳しくはこちらの記事を

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◎2月6日(水)  経堂大学
「古川一郎先生の新刊『マーケティング・リサーチのわな』(有斐閣)発売記念。
 〈選択のトラップ〉とは何か?」
講義スタート 19時半〜(開場19時) 終演後 懇親会21時半まで。

☆古川一郎(Ichiro Furukawa)先生

日本マーケティング学会代表就任予定の古川一郎先生が一橋大学での
長年の研究の一部をもとに上梓された『マーケティング・リサーチのわな』(有斐閣)。
出版記念を兼ねての経堂大学です。
実は、拙著『蘇るサバ缶』(廣済堂出版)に書いた木の屋さんと経堂の出来事も
「新たな価値共創」の事例として触れてくださっています。
詳細は、近くアップいたします。
(略歴)
1956年東京生まれ東京育ちの62歳。さばのゆ歴8年。
開成学園、東京大学経済学部卒業後、1979年に東京銀行に就職。
ピカピカのポーラビルの渋谷支店に勤務し23歳で結婚するも家業の都合で退社、
家業も大変そうだったので東大の大学院へ一時退避。
おかげで、金融機関の大変動期を横目で見ながら、
1988年東北大学助教授に就任、大阪大学助教授、
一橋大学教授を経て、2018年より初私学の武蔵野大学に移動。
現在、混迷を極める。さらに、4月から、新設の経営学部学部長、
日本マーケティング学会会長に就任予定で抱腹絶倒へ。
胡蝶の夢をモットーにボ~と生きるのが好きだが、
還暦過ぎてから少しテンパって来たかも。

(著書)
『マーケティング・リサーチのわな』有斐閣、2018年
『地域活性化のマーケティング』有斐閣、編著、2011年
『「B級グルメ」の地域ブランド戦略』新評論 共編著 2008年
『反経営学の経営』東洋経済新報社 常盤・片平と共著 2007年
『マーケティング・サイエンス入門』有斐閣 守口・阿部と共著 2003年
『超顧客主義』東洋経済新報社 片平・阿部と共著 2003年
『デジタル・ライフ革命』東洋経済新報社 編著、2001年
『出会いの場の構想力』有斐閣 1999年
『マーケティング・リサーチのわな』有斐閣、2018年
『地域活性化のマーケティング』有斐閣、編著、2011年
『「B級グルメ」の地域ブランド戦略』新評論 共編著 2008年
『反経営学の経営』東洋経済新報社 共著 2007年
『マーケティング・サイエンス入門』有斐閣 共著 2003年
『超顧客主義』東洋経済新報社 共著 2003年
『デジタル・ライフ革命』東洋経済新報社 編著 2001年
『出会いの場の構想力』有斐閣 1999年
など、多数。

〈講義内容〉
今宵さばのゆ経堂大学
「古川一郎先生の新刊『マーケティング・リサーチのわな』(有斐閣)発売記念。〈選択のトラップ〉とは何か?」
めちゃくちゃ刺激的で、そして面白かった。





マーケティングを深く考えるほど、
人間とは何か?社会とは経済とは何か?
未知の領域や新たな課題が浮かび上がる。
「人間は予想通り不合理」な存在であり、
人間は人間のことを本当にわかってない。
しかし、思考を止めずに巡らせ、行動することで
新たな価値や楽しさが生まれる。
これからの時代は、ものからことへ、
人と人とがつながり共に創ることの重要性も。
様々な企業、職業、地域の方が来られていましたが、
さばのゆも多大なヒントと、
そして、このまま小さなことを積み重ね
熟成していけば良いという勇気もいただいた気がします。
講義後の親睦会は、らかん茶屋さんへ。
鶏と野菜、キノコたっぷりの鍋が出て、
酒は神渡たくさん飲んで、
お代は一人2000円ポッキリ。
経堂どんどんじわじわ面白くなっていく。

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◎2月15日(金/菌曜日)
「おのみささんに聞くわたしのペットは微生物 〜ペットのように菌を育てる〜」
講義スタート 19時半〜(開場19時) 終演後 懇親会

☆おのみさ(Misa Ono)先生

イラストレーター/麴料理研究家。
味噌づくりをきっかけに麴菌のおもしろさに目覚め、
2010年に『からだに「いいこと」たくさん 麹のレシピ』(池田書店)を発刊。
その他、麴関係の本を5冊発刊している。
最近は麹菌だけではなく、乳酸菌、酵母菌、酢酸菌なども愛してしまっている。

〈講義内容〉
おのみささんの菌の話がとても良かった。
おのさんが「私のペット」と呼び、
日々をともに暮らす麹菌や乳酸菌。
主に乳酸菌の話をザワークラウトや水キムチなど、
具体的な美味しい(ここ大事w)を挙げながら、
可愛いイラストと写真を映しながら、
わかりやすく語ってくださいました。

終了後の親睦会に経堂らかん茶屋さんから
プリップリの広島牡蠣が登場。
それをなんと、日本バーベキュー協会の
下城会長が焼いてくださるというラッキー。

それだけではなく、
カウンターの会話の流れで、
来月3月11日に下城会長が
新しいバーベキュー学の講義をしてくださることに!
さばのゆカウンターにも楽しい文化の菌が棲んでいると確信した夜でした。

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◎2月17日(日)  経堂大学 
「高泉淳子さんに聞く演じる楽しさとカメレオン変身術ー自分の中から自分を作りだす方法ー」

講義スタート 15時〜(開場14時半) 終演後 懇親会
チャージ2000円(おツマミ付き)+ドリンクキャッシュオン 
予約:sabanoyu@gmail.com 
(イベントタイトル/日付/連絡先/氏名/人数を明記してください)

☆高泉淳子(Atsuko Takaizumi)先生

役者、劇作家、演出家。
早稲田大学卒業後1983年に劇団「遊◉機械/全自動シアター」を結成。少年少女から
老人まで様々な人物を演じ人気を得る。中でも少年役の「山田のぼる」はブームを呼び、
1993年「ポンキッキーズ」で生放送の司会役を務め、旋風を巻き起こした。
舞台の本も手がけ、時間、記憶、家族をテーマにした、『大人の寓話』には、定評がある。
レストランの話を舞台にしてジャズの生演奏と伴に繰り広げる『ア・ラ・カルト』は、1989年から
上演され大ロングランとなり昨年30周年を迎えた。
2004年村上春樹の短編を舞台化した『エレファント・バニッシュ』のニューヨーク、パリ、ロンドン
公演で世界的評価を得る。2009年由紀さおり40周年のステージを構成演出、音楽界でも
話題になる。2013年2月パルコ40周年三谷幸喜書き下ろし『ホロビッツとの対話』で渡部謙と共演。
ホロヴィッツの妻役ワンダを演じ高く評価され、読売演劇大賞優秀女優賞受賞。
1991年「ラ・ヴィータ」で文化庁芸術祭賞受賞。
2009年「アラカルト」でスポニチ芸術優秀賞受賞。
著書に、『昭和演劇大全集』、『高泉淳子仕事録』、『アンゴスチュラビターズな君へ』、『ラ・ヴィータ』、『メランコリーベイビー』、等がある。

〈講義内容〉
「演技という表現を楽しむことは一部の人だけのものではない。
誰でも自由に平等に参加できて、しっかりしたメソッドで教われば、
のびのび楽しめてスクスクと上手くなるもの」

そんなメッセージに満ちた昨日の高泉淳子さんによる
経堂大学の演技論講義のラストは、傍らで見ていた私も鳥肌がたった。

まったく演技経験のない人たちが、
あれよあれよと2、30分という短い時間のワークショップを通じて、
実に雰囲気があり、自分という存在を台詞を通じて、
周りの人たちに伝える優れた役者に変身したからだ。
これには驚いた。

自分自身の変化に戸惑いながら感動して、瞳をうるうるさせていた人もいた。
なにかと制約のある日々の暮らしの中で知らずにまとっている殻を破った瞬間を見た。
演技というのは人間を解放するものだとリアルに感じた。
講義後の親睦会@さばのゆ、打ち上げのきはちさんも皆さん会話が弾み、
いろんなヨコのつながりも生まれたようだった。


山梨や愛知、遠方から来られた方も。

きはちさんのカウンターでは、
参加者から「経堂に引っ越したい」という移住相談まで。
新しい可能性を感じた一日でした。
高泉さんに感謝!

高泉淳子さんのオフィシャルサイトはこちら

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◎2月20日(水)  経堂大学 
「サーバー屋のサバ缶の高橋玄太さんに聞く、クラウド時代のITと笑い」
講義スタート 19時半〜(開場19時) 終演後 懇親会21時半まで。
チャージ2000円+ドリンクキャッシュオン 
予約:sabanoyu@gmail.com 
(イベントタイトル/日付/連絡先/氏名/人数を明記してください)

☆高橋玄太(Genta Takahashi)先生
1969年、東京都豊島区生まれ。

哲学専攻だった大学3年の秋、
ITとベンチャービジネスに出会い、大いに魅了される。

「セガなんてだっせーよな」で当時有名だったセガの親会社の
IT専門ベンチャーキャピタルに新卒で入社。
国内のITベンチャー投資を5年担当、テクノロジーの変遷をフォローし、
起業家と真剣勝負で対面する経験を得る。

携帯のネット接続に関連するITベンチャーに転じ、取締役CFO。
東証マザーズに上場、10年間取締役を務める。

2007年から、株式会社スカイアーチネットワークス 専務取締役として、
マーケティング・営業・採用を担当。
現在、スカイアーチは、米国Amazon社が提供する世界シェアNo. 1のクラウド、
AWSの認定コンサルティングパートナー。
先進的なITテクノロジーの提供により、日本のIT 環境の変革と改善に貢献している。

2014年、さばのゆ須田氏との出会いを契機に、
東日本大震災の復興支援の一環として、木の屋石巻水産の全面協力を得て、
東北とIT業界を繋げる「サーバー屋のサバ缶」をリリース、大きな反響を得る。
その後も、大手IT企業とのコラボ缶などを発表、
ユーモアを大切にしながら、社会とビジネスを繋ぐ地道な活動を継続している。

「AIが人々の仕事を奪う」という否定論も散見される中、
ITテクノロジーの普及がどのような社会を生み出していくかに
楽観的な未来像を描きながら、大きな関心を持ち続けている。

〈講義内容〉
水田にセンサーを取りつけ、水田の水量とデータを可視化する、
アマゾンのクラウドサービス(AWS)を使った「水田の水量Iot開発案件」はじめ、
豊富な実例の説明に、あらためて時代はここまで来てるんだなと。
本や記事、テレビの特集では見たことがあったけど、
常連さんの話として詳しく聞くと、なるほど!が何倍にも。
昨夜さばのゆ経堂大学のサーバー屋のサバ缶
IT企業スカイアーチネットワークス高橋玄太専務の講義は、
初心者にもわかりやすく面白い圧缶の内容でした。
ベンチャーキャピタルの話は、時代の流れを敏感に読むことの大切さと、
過去の成功体験や固定観念にとらわれることの怖さをひしひし感じました。
U2のボノがFacebook立ち上げに投資して
大成功しているビジネスマンでもあるのは初めて知った。
サーバー管理やクラウドの仕事を通じて観察した
日本の企業社会の話も目からウロコが何枚も落ちました。
オーストラリア・ハンガリー二重帝国時代のボヘミアに生まれた
経済学者シュンペーターのイノベーション理論「新結合」の話も刺激的で、
今なお新しく、大資本のチェーンが暴れまくるこのご時世に、商店街や個人店が
どのように地力をつけ、顧客を獲得し、魅力を発信して良いカタチで生き残るかのヒント満載でした。
AIが人間から仕事を奪う話も大きな流れから理解でき、
何を怖がらなくて良いか、人間は何をすれば良いか、ここも大きなヒントが。
そして、現在のコンピュータの基礎を提唱したフォン・ノイマンは、
私が好きなハンガリーのブダペスト生まれなのでした。
「変化はコントロールできない
できるのは変化の先頭に立つことだけである」というドラッカーの言葉も沁みた。
終了後、高橋さんに相談したいこともあり、じっくり話をしたく、徒歩38秒の「きはち」さんへ。
最後まで勉強になり、楽しい夜でした。
そして、「きはち」さんは、おいしい料理とお酒を提供する地域密着の家族の店として、
ある意味、時代の変化の先頭に立っていると気づいたのでした。
電車に乗ってやってくる人がたくさんいるのは、そういうことなんだなと。

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◎2月21日(木)  
◎2月21日(木)  経堂大学
「テリー植田さんに聴くイベントプロデュースの極意。ソーメンからベトナム最新事情まで」
講義スタート 19時半〜(開場19時) 終演後 懇親会21時半まで。
チャージ2000円+ドリンクキャッシュオン 
予約:sabanoyu@gmail.com 
(イベントタイトル/日付/連絡先/氏名/人数を明記してください)

新刊出版記念を兼ねて行ないます。詳細は、近くアップいたします。

☆テリー植田(Ueda Terry)先生

1971年奈良県桜井市生まれ。
イベントプロデューサーとして、
東京カルチャーカルチャー(運営:iTSCOM)で1000本以上のイベントを企画、
司会、プロデュースを行う。
東急ハンズでの売場企画、東急百貨店2019年福袋企画を担当する。

東京カルチャーカルチャーは、こちら(←クリック)

2019年2月にイベントプロデュース術をまとめた
『誰も教えてくれない イベントの教科書』(本の雑誌社)を発売予定。

マネー現代(講談社)のサイトで連載開始。
ホーチミンで活躍する日本人について執筆(←クリック)

奈良県桜井市の名産品である三輪そうめん製麺所の家系に生まれたことから、
そうめん研究家ソーメン二郎としてそうめん啓蒙活動を行う。
2018年夏、サマーソニックにてそうめん屋台をプロデュース。
2019年夏、監修したそうめん絵本が発売予定。
監修した著作に『簡単!極旨!そうめんレシピ』(扶桑社)がある。

『イベントの教科書』(本の雑誌社)が話題のイベントプロデューサー、
テリー植田さんは、イベントを通じて「ない仕事」を作り続けてきた人だと思う。
2007年にスタートした東京カルチャーカルチャーの歴史を振り返ると、
いま世の中で盛り上がる楽しいことの多くが、テリーさんのイベントから育ったものとわかる。
例えば、缶詰。
黒川勇人さんの缶詰イベントもここから。そして、缶詰博士という職業も登場した。
スナックのブームもカルカルから。
時代遅れなイメージがつきまとい店も客も高齢化していたスナックに
スポットライトを当てたのは、
浅草キッド・玉袋筋太郎さんの名物イベント「スナック玉ちゃん」。
いまやイベントの発展系としてのリアル店舗(スナック)が東京・赤坂から全国に広がる勢い。
その他、プロ野球ファンの交流会、新潟県十日町市や高知県など
全国の地域名産のイベントなど、イベントの内容は多種多様。
テリーさんがこの12年で手がけたイベントの本数は、約1300にのぼり、
そのおかげで生まれた新分野、復活した文化、活性化した産業は、とても多い。

もちろんご実家が奈良県桜井市の製麺所という
テリーさんが自ら「ソーメン二郎」を名乗りエヴァンジェライズする素麺も。

思えば、サバ缶の街・経堂が広く知られるきっかけとなったのは、
2010年3月に行われたイベント「経堂ナイト」で、
その中で、缶詰博士・黒川勇人さんと私が「サバ缶の街・経堂」について語ったという情報を
TBSのニュース番組のディレクターさんがキャッチして経堂に取材に来て、
特集がオンエアされたのがきっかけだった。
東日本大震災の一年前のことだ。

そんなテリーさんの『イベントの教科書』(本の雑誌社)は、
ご自身の体験談のまとめかと思って読みはじめたら全くそうではなく、
「これから」イベントをはじめたい人に最適。
手とり足とり大きなことから小さなことまで丁寧に教える秀逸かつ実践的な「教科書」だった。
イベントのテーマの立て方から、運営、集客、お金の管理、チケットの販売と管理、
台風など自然災害に直面した時の危機管理、
こまごましたところにまで気配りが届く内容で、
私もかなりの数のイベントを経験してきたけど、この完全版の内容はスゴイと思った。

文章は平易でわかりやすく、数ページ毎に登場するワンポイントアドバイスには、
イベントの成否を分けるツボが書かれている。

聞くと、生原稿の執筆は推敲に推敲を重ねて2年半かかったという。

「これから」イベントをはじめたい人に最適と書いたが、
テリーさんの仕事は、12年前から一貫して、
イベントを通じて「これから」をつくることなのかもしれない。
そう考えると、東京カルチャーカルチャーのスタートが、
リーマンショック前後のあの時期だったことも感慨深い(この考察は、一度、時間をかけてしてみたい)。
講義の最後は、テリーさんが近年ハマっているベトナムについてだった。
平気年齢25歳の若い可能性に満ちた「これから」の国。
ベトナムの街の活気や食べ物のおいしさの話を聴くうちに、
自分も「これから」を感じるためベトナムに行こうと思った🇻🇳
打ち上げは、らかん茶屋さんへ。経堂の美味しさも参加者の皆さんに知ってもらえて良かった。

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◎2月27日(水) 経堂大学
「岡部敬史さんに聞く〜本は作るのも楽しい〜データに頼らない企画の動かし方〜」

『くらべる』シリーズの岡部敬史さんの講義。
本は読むだけでなく、作るのも楽しい。
様々なオリジナル企画の本を作ってきた経験から、本を作ることの楽しさをお伝えします。
本を作っているけれど、辛い、つまらないと思っている人もお越しください。
本を出してみたいという人もお越しください。
商業ベースで企画になりそうだと判断したら、一緒に楽しく本を作りましょう。


講義スタート 19時半〜(開場19時) 終演後 懇親会21時半まで。
チャージ2000円(おツマミ付き)+ドリンクキャッシュオン 
予約:sabanoyu@gmail.com 
(イベントタイトル/日付/連絡先/氏名/人数を明記してください)

☆岡部敬史(Takashi Okabe)先生

<プロフィール>
1972年京都市生まれ。早稲田大学第一文学部卒。
1995年(株)宝島社に入社。『別冊宝島』などの編集を手がける。
2000年よりフリーでライター・編集業。現在、「次の世代に伝えたい知恵と生活。」を指針とした
書籍制作会社(有)SPOON BOOKS 代表取締役。書籍プロデューサー。
著書『くらべる東西』などの『目でみることば』シリーズ
(「おかべたかし」名義/写真家・山出高士氏との共著/東京書籍)は累計10万部を超えるヒット。
『さばのゆ』でお会いした棋士・高野秀行六段との共著『将棋「初段になれるかな」会議』(扶桑社)は、
amazon「将棋」本コーナーでも大好評。おかげさまで重版も決まりました。
「『くらべる』シリーズ・岡部敬史さんに聞く本を出す楽しさと作りたい本の話」


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講義はとてもエキサイティングだった。
大手取次がPOSシステムを導入して、大手を中心とした出版社や書店が
売れ筋のデータを気にするようになった約20年ほど前から、
出版の世界では作り手が面白いものは何か?よりも
売れるもの(売れている類書)は何か?に重きを置く風潮が強くなり、
面白い企画が生まれなくなり、インターネットの影響もあるとはいえ、
結果として今の若い世代の本離れや出版不況につながっている部分もあるのでは
という岡部さんの分析は鋭い。


書店を訪れた人に「わっ、なにこれ!?」と思わず本を手に取らせ、
ページをめくった時に「わっ、オモシロい!」と思わせたい
そんな情熱を作り手が持っているかどうかが大切で、
それは本に限らず、あらゆる分野で同じことが言えると感じました。
企業もそうだし、商店街や個人店もですね。

「くらべる」シリーズ岡部敬史さんによる
「本づくりの楽しさとデータに頼らない企画の動かし方」のライブ感は凄く、
本の世界の「これから」を考えるヒントがたくさん。

その一つとして、
「気のあうフラットな関係性の仲間と
熱量のある小さなものづくりから始める」という方法も
今の時代にあっているかもしれない。
そして「小さく生んだら、長く続ける」続けるうちに、
じわじわとダイナミズムが湧き上がってくる。
この春に創刊する岡部さん、おのみささん、そして私もお手伝いして、
「マチノミ」というzinも、そういうところだったりする。

荻窪の「本屋title」の店主がtwitterから発信した言葉もグッときた。
「これから」の時代はむしろ、著者が書くしかなかった「切実な本」こそ大切で、
似たようなものに取って変わられない「替えがきかない」本こそ売れている。

「本」を「缶詰」に置き換えると「木の屋石巻水産」を連想するし、
「本」を「スーパー」に置き換えると「スーパーまるおか」を連想する。
岡部さんの講義は、単に本の世界にとどまらない刺激的な内容だった。

最近話題の『将棋「初段になれるかな」会議』(扶桑社)
岡部さんと、棋士の高野秀行さんが経堂さばのゆで出会い、
ご近所の居酒屋「太陽堂」で飲みを重ねて生まれた本でもあります。

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◎3月1日(金) 経堂大学・番外編→リクエストあり毎月1、2回定期開催に
「さばのゆ店主+『蘇るサバ缶』著者・須田泰成のコミュニティ(文化や経済活動を育む土壌)の話」vol.1

2月9日に高知工科大学の「地域連携カフェ」で
基調講演としてお話させていただいた内容。
写真の高知新聞の記事も素晴らしく、想像以上の反響がありました。
(新聞記者さんて簡潔に深く物事を伝えるプロですね。同じ物書きとして、とても勉強になります)
この講演の内容をベースに
「コミュニティ」=「人間らしい暮らしがあり、文化や経済活動が醸成する土壌」と定義して、
不定期で毎回30〜40分ほど話そうと思います。
自分がつなぎたいと思う人や地域、企業などを酔い湯加減でつなぐ場としても
利用(笑)したいと缶がえています。

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◎3月2日(土)   経堂大学 
「三宅晶子さんに聞く日本初の出所者等専用求人誌『Chance!!(チャンス)』の話」
講義スタート 19時半〜(開場19時) 終演後 懇親会21時半まで。
チャージ2000円+ドリンクキャッシュオン 
予約:sabanoyu@gmail.com 
(イベントタイトル/日付/連絡先/氏名/人数を明記してください)

☆三宅 晶子(Akiko Miyake)先生

1971年生まれ。新潟市出身。中学時代から非行を繰り返し、高校を1年で退学に。
地元のお好み焼き屋に就職していたところ、
父からもらった1冊の本をきっかけに大学進学を志す。
早稲田大学第二文学部卒業。貿易事務、中国・カナダ留学を経て、
2004年大手情報通信系企業に入社。
2014年退職後、人材育成の道に進むことを決め、
生きづらさを抱える人や課題の多い人を知るため
受刑者支援の団体等でボランティアをおこなう。
その活動中、非行歴や犯罪歴のある人の社会復帰が困難な現状を知る。
2015年7月、(株)ヒューマン・コメディ設立。
出所者等の採用支援・教育支援をおこなう。
2018年3月、日本初の出所者等専用求人誌『Chance!!(チャンス)』創刊。
中学校・高校英語科教員免許保有。アンガーマネジメントファシリテーター。
アドラー心理学ELM勇気づけトレーナー

講義の模様は、
‪「三宅晶子さんに聞く日本初の出所者等専用求人誌『Chance!!(チャンス)』の話」‬は、
笑いあり涙あり学びありの缶動の夜でした。
「過去を価値に変える」ことで犯罪歴のある人でも生きやすい社会を作る
(結局、そこが再犯の防止にいちばん役立つ)活動を続けている
株式会社ヒューマン・コメディ代表取締役 三宅 晶子さん。
「ヒューマンコメディ」は、三宅さんが高校を退学になり非行に明け暮れた10代半ば、
父親にプレゼントされた庶民の悲喜こもごもな物語を描いた
アルメニア系アメリカ人、ウィリアム・サローヤンの小説タイトル。
その後、普通の人に比べるとかなり遅く大学に入学。
大手企業に就職してサラリーマンマン生活も経験。
ふとしたきっかけで奄美大島に全国の問題を抱えた少年少女たちを受け入れる
NPO法人・奄美青少年支援センター「ゆずり葉の里」の所長をつとめる
カリスマ保護司・三浦一広氏と出会い、
少年院に入ったティーンエイジャーたちと深く関わるうちに、自ら会社を立ち上げることに。
求人誌『Chance!!(チャンス)』は、季刊誌として昨年3月に創刊。
この3月に5号に!
たくさんの企業の応援を得て求人情報を掲載。漢字の読めない人のために総ルビ。
専用の履歴書など気配りが行き届く紙面の解説にも目からウロコの連続。
縁があり関わるようになった少年院や刑務所経験者の重い案件を
山のように抱えているにも関わらず、三宅さんは常に微笑みを絶やさず、
時にモンティパイソンもビックリなジョークを連発する。
三宅さんの話の中でズシっときた言葉のひとつに
「笑いに変えるって覚悟なんですよ」があった。
応援に駆けつけたコアラゲンはいごうまんさんが
「男はつらいよ」の寅さんの啖呵売のような緩急自在、
流れるような語りで説明してくださった「Chance!!」専用履歴書の意味は深く、
極上のスタンダップコメディでした。
笑いのチカラを強烈に再認識した夜でした。
終演後は、らかん茶屋さんで打ち上げ。
実に酔い夜となりました。

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◎3月5日(火) 経堂大学 コメディ学部→リクエストあり毎月1、2回定期開催に
「付箋やホワイトボードを使ってコメディのネタをつくるワークショップ。
 〜様々な企画づくりにも応用できるブレスト+連想ゲーム講座〜」vol.1
講師:須田泰成
ゲスト:永田正行さん

笑いのネタや企画のアイデアを「うんうん」唸りながら長時間拘束されて
つくっている人は未だ多いのではないでしょうか?
経堂大学 コメディ学部では、
付箋やホワイトボードを使うブレーンストーミングと連想ゲームをミックスした方法で、
楽しい雰囲気でネタやアイデアをどんどんつくります。
これは実は、モンティパイソンやMr.ビーンを生んだ方法でもあるのです。

講義スタート 19時半〜(開場19時) 終演後 懇親会
チャージ2000円(おツマミ付き)+ドリンクキャッシュオン 
予約:sabanoyu@gmail.com 
(イベントタイトル/日付/連絡先/氏名/人数を明記してください)






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◎3月9日(土)  経堂大学 粕谷浩子さん
「粕谷浩子さんに聞く日本のお雑煮の話」


dancyuの『お雑煮マニアックス』などの著書の他、
全国のお雑煮の研究と伝える活動を続ける粕谷浩子さん。
粕谷浩子さんの株式会社お雑煮屋さんWEBサイトは、こちら!
お雑煮が見えるとニッポンが見える!

講義スタート 19時半〜(開場19時) 終演後 懇親会
チャージ2000円(おツマミ付き)+ドリンクキャッシュオン 
予約:sabanoyu@gmail.com 
(イベントタイトル/日付/連絡先/氏名/人数を明記してください)

今回は「経堂 八戸さば祭り!」とのコラボで
八戸の「くじら汁」雑煮をつくってくださいます。
こちらが粕谷さんが書いた八戸の「くじら汁」雑煮の記事です

粕谷浩子さんプロフィール

1972年生。
会社員を経て、28歳の時に不意に唐突に中小企業診断士として独立開業後、ほぼ2年ごとに分野を変えながら色んなお仕事をやってきた。一貫性なし。でも、どの仕事もやっている間は限りなく楽しんできた。コンサルタント、営業マン、何故か化粧もしないのに化粧品会社雇われ社長をやったこともある、営業トレーナー、歳が半分の子たちと一緒に2年間仕事もせずに栄養短大生、中小企業基盤整備機構で農商工連携・地域資源活用事業のチーフアドバイザー、品川区立武蔵小山創業支援センターセンター長、と経てお雑煮やさんを立ち上げる。

当日のまとめ。おかべたかしさんより。

先週の土曜日「経堂大学」(@さばのゆ)は、(株)お雑煮屋さんの粕谷浩子さんのお話。全国の雑煮を調査し製造・販売しているとてもユニークな方で、香川県はあん餅雑煮だったり、鹿児島は関西なのに角餅文化だったり、雑煮があるから残っている地場野菜があるといった地域食の話がとても面白かった。またそのなかで今、地域に残る雑煮を作れるのは70代でも怪しくなってきて、本当に作れるのは90歳代という話が心に残る。今「やっぱり残したいもの」という本を作れないかと考えています。「残したいもの」の本って、西陣織だとかの伝統工芸を紹介するものが大半なのですが、お雑煮も、車内販売も、ずっとありそうに思っているけれど「残そう」と声をあげないとスッとなくなってしまうものが身の回りにたくさんあるんですよね。そういったものを拾い上げてその魅力を紹介していきたいなと。それで、みなさんの周りで「意外な存続の危機を迎えているもの」だとか、なくなりそうと噂されているものがあれば教えてください。よく閉店のニュースが流れてから「大好きだった」と声をかけてもらっても遅い。大好きだった人がもっときてくれていたら閉店しなかった……なんて話を聞きますが、そうならないような一助となる本にできればと思っています。何かあれば教えてくださいませ。★粕谷さんは、このdancyuのお雑煮本も企画書も作らずいきなり電話して熱意で実現させたり、あん餅雑煮を作ってくれる工場を探すために50件にあたってみたりと行動力が素晴らしすぎてユニークなエピソードの宝庫のようなお人。また「日本百貨店さかば」などでもイベントされるようなのでぜひ足を運んでみてください^^

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◎3月11日(月)
◎3月11日(月) 経堂大学 下城民夫さん
「下城民夫さんに聞く『日本人の知らないバーベキュー学』について」

日本バーベキュー協会の下城会長による新しいバーベキューの講義です。
バーベキューを野外の焼肉と思っていたら大間違い。
バーベキューは、アメリカの庶民の歴史が生んだ共に焼いて食べることで
人のつながりを育てるコミュニケーションのイベント。
良いコミュニケーションを繰り返すことで良いコミュニティが熟成される。
バーベキューには日本の地域再生のヒントもあるんです。

バーベキューの概念が変わる!
いろいろなモノの見方が変わる!

講義スタート 19時半〜(開場19時) 終演後 懇親会
チャージ2000円(おツマミ付き)+ドリンクキャッシュオン 
予約:sabanoyu@gmail.com 
(イベントタイトル/日付/連絡先/氏名/人数を明記してください)

講師下城の簡単な紹介
下城民夫、日本バーベキュー協会会長
BBQFOUNDATION株式会社代表取締役(港区南青山)
KCBS、SCA国際審査員、IOBSF(インターナショナルアウトドア&バーベキュースポーツ連盟)会長
同志社女子大学嘱託講師
<下城民夫略歴>1960年兵庫県芦屋市生まれ、
大手広告代理店、同志社女子大大学講師を経て、
本物のバーベキュー文化の作り出す目的で2006年に「日本バーベキュー協会」を設立。
2007年より世界初のバーベキュー資格制度である
「バーベキューインストラクター検定(通称バーベキュー検定)」制度を開始。
全国各地で年間60回以上のバーベキュー検定講習会を開催する。
受講者数延人数は2万人以上。
2019年現在日本バーベキュー協会登録インストラクター会員11000名。
2015年よりアメリカテキサス州commerceに日本バーベキュー協会アメリカ支部開設。
2013年、アジアで初のインターナショナルバーベキューコンペティションチーム「BBQSHOGUN」を編成し、
テネシー州、ミズーリ州、テキサス州など全米各地で開催される
バーベキュー世界選手権(World Barbecue Championship)に参戦。
2018年、ミズーリ州カンザスシティで開催される
AMERICAN ROYAL world barbecue championshipでアジア人初の15位入賞(425チーム中)。

著作/BBQHAUKS(徳間書店)、バーベキューレボリューション、
バーベキューの新教科書、バーベキューの新教科書、
美味しいバーベキュー、バーベキューのレシピ100選!(以上ネコパブリッシング)
自然体験学習に役立つアウトドアガイド(教育画劇社)他多数、
テレビ、ラジオなどマスコミにも多数出演
有吉マツコの怒り新党(テレビ朝日)、チコちゃんに叱られる(NHK)他協会活動

バーベキュー協会活動のこと
2013年設立(港区南青山)
基本理念は”日本にも本物のバーベキュー文化を作り出すこと。
グローバルスタンダードな本物のバーベキュー文化を習う座学とデモの講習会と
検定試験のセットされた「イベントバーベキューインストラクター検定(バーベキュー検定)」を日本で初めて実施。
開催地は北は北海道から南は沖縄まで、年間60回以上開催。
最近は日本だけではなく台湾からも受講に。
2019年現在、日本バーベキュー協会公認バーベキューインストラクター会員数1万1千人。 
入門編の初級ら始まり、中級、上級、MC講習会と4階級あり。
廣備様も含めて20社の法人企業との協業にて日本のバーベキュー産業の育成とマネジメント。日産自動車とのウルティメイトスマートバーベキューカーの開発
日本ハムグループとのバーベキューソースやバーベキューラブの開発
サントリーなど飲料メーカーとのバーベキュープロモーション

海外活動としてアメリカおよびオーストラリア、韓国でのバーベキューネットワーク作り
下城がチーフクッカーののコンペティションチーム「BBQSHOGUN」による
「バーベキュー世界コンテスト」への出場。
ヒューストン、メンフィス、カンザスシティ
全米バーベキュー協会NBBQAへの参加
2018年にはミズーリ州カンザスシティでのAmerican Royalバーベキュー世界選手権で
425チーム中15位入賞。
日本でのバーベキューおよびステーキコンテストの開催およびコンテスト審査員の育成
KCBS(カンザスシティバーベキュー協会) SCA (ステーキキックオフ協会)
IOBSF(インターナショナルアウトドア&バーベキュースポーツ連盟)

「日本人の知らないバーベキュー学」
日本バーベキュー協会の下城会長による圧缶の講義。
アメリカ横断鉄道と肉牛産業の歴史の話に手に汗握り、
「どんな国もウマイものは貧しい時代の工夫によって生まれる」
「バケツジンギスカンには岩手に誇りが詰まっている」という数々の言葉にもシビレまくる春の夜。

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◎3月13日(水)  経堂大学 石原壮一郎さん

実は、前日56歳の誕生日を迎えられた石原壮一郎さん。

新しい年号に向かう今、自分と家族の平成・昭和の記録を残す画期的な書籍。

『思い出を宝ものに変える 家族史ノート[一生保存版]- 平成と昭和の記録が明日の希望になる -』出版記念
本の販売+サイン会も行ないます。

「石原壮一郎さんに聞く新刊とライター人生について」

講義スタート 19時半〜(開場19時) 終演後 懇親会  八戸のサバ缶も!
チャージ2000円(おツマミ付き)+ドリンクキャッシュオン 
予約:sabanoyu@gmail.com 
(イベントタイトル/日付/連絡先/氏名/人数を明記してください)


石原壮一郎(いしはら・そういちろう)さんプロフィール。
コラムニスト。1963 年三重県生まれ。月刊誌の編集者を経て、
1993 年に『大人養成講座』でデビュー。
以来、大人をテーマにした著作を次々と念入りに発表しつつ、
新聞、雑誌、テレビ、ラジオ、Web など、
あらゆる媒体で大人の素晴らしさと可能性を訴え、日本の大人シーンを牽引している。
おもな著書に『大人力検定』『昭和だョ! 全員集合』『大人の人間関係』
『食べるパワースポット[伊勢うどん]全国制覇への道』など。
故郷の名物を応援する「伊勢うどん大使」「松阪市ブランド大使」も務める。

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◎3月14日(木) 経堂大学 ハイサワー 田中秀子社長
「犬猫殺処分のない社会を目指す「チーム伝える」の活動について」

さばのゆお馴染みハイサワー缶の博水社さんの田中秀子社長や
元プロ野球選手で現在は中日ドラゴンズのピッチングコーチの門倉健さん御夫婦や、
殺処分ゼロ号のレーシングドライバー中村進さん、
著者 「かなえの祈り」で保護犬猫啓発活動の柿崎美貴さんなど、
犬猫殺処分ない社会を目指す「チーム伝える」の活動についてお話をうかがいます。

講義スタート 19時半〜(開場19時) 終演後 懇親会21時半まで。
チャージ1000円(チャージは全額「チーム伝える」の活動に寄付されます)+ドリンクキャッシュオン 
予約:sabanoyu@gmail.com 
(イベントタイトル/日付/連絡先/氏名/人数を明記してください)

〈メンバープロフィール〉
・門倉民江さん
横浜在住 、犬管理栄養士、ペットアロマアドバイザー等
家族6人、5匹のワンコと暮らしています。
うち2匹は保護犬。今までに5匹の保護犬を預かり里子に出しました。
中日ドラゴンズピッチングコーチをしている主人と保護犬猫、啓発活動、
今年は動物愛護法改正の為ロビー活動をしております。
そして今、田中秀子さんを初め思いが一緒な仲間と出会い「チーム伝える」を結成。

・中村進さん
spr Racing Project 犬猫殺処分0zero レーシングドライバー ススム 中村。
13年前に愛護団体より愛犬 マーブルを家族に受入れたことをきっかけに、
愛護団体の活動を知りサポートしてきています。
妻は譲渡会の幹事、私はモータースポーツを通じて保護犬猫の殺処分の現状を広めています。
2019も鈴鹿サーキット、富士スピードウェイ、ツインリンクモテギのレースに参戦します。
各サーキットで保護犬猫の啓発活動を行っていきます。

・柿沢美貴さん
イベントプロデューサーとして活動。保健所行き寸前の犬「あんこ」から、
たくさんの発見と幸せをもらう。あんことの出会いをきっかけに、自称犬研究家に。
犬や猫の幸せな環境を整えるため奮闘中。絵本の読み聞かせも

・祈り犬かなえちゃん
2歳の犬の女の子♫
犬や猫、みんなが幸せに暮らせるように、
みんなの願いが叶うように応援、お祈りする祈り犬です☆
つらく苦しい思いをする犬や猫が少しでも減るように、
みんなに殺処分のことを知ってもらう活動もしています。
ちょっと食いしん坊でお歌とハグが大好き☆

・岡本和子さん

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◎3月16日(土) 経堂大学 コメディ学部→リクエストあり毎月1、2回定期開催に
「付箋やホワイトボードを使ってコメディのネタをつくるワークショップ。
 〜様々な企画づくりにも応用できるブレスト+連想ゲーム講座〜」vol.2
講師:須田泰成

笑いのネタや企画のアイデアを「うんうん」唸りながら長時間拘束されて
つくっている人は未だ多いのではないでしょうか?
経堂大学 コメディ学部では、
付箋やホワイトボードを使うブレーンストーミングと連想ゲームをミックスした方法で、
楽しい雰囲気でネタやアイデアをどんどんつくります。
これは実は、モンティパイソンやMr.ビーンを生んだ方法でもあるのです。

この日はアニメーション作家、コメディエンヌなど、いろんな人が来るので、
実践的なネタづくりもライブでやってみましょう。

講義スタート 19時半〜(開場19時) 終演後 懇親会
チャージ2000円(おツマミ付き)+ドリンクキャッシュオン 
予約:sabanoyu@gmail.com 
(イベントタイトル/日付/連絡先/氏名/人数を明記してください)






昨夜の経堂大学コメディ学部「付箋やホワイトボードを使って
コメディのネタや企画をつくるブレスト+連想ゲーム講座」は、
「SNSポリス」などの星子旋風脚さん(劇団東京リトルバン主宰)を迎えて
キャラクター造形+コメディの世界観からディティールづくりを
ブレストで一緒にやってみました。

今年はエディンバラにも行くという
スタンダップコメディエンヌのKaori Taka さんもご自身のキャラクター造形+ネタづくりを。
今回まではコメディ論(テクニック論を含む)に時間をかけましたが、
次回からは、コメディ論30分+付箋を使ってアイデアを膨らませる
ワークショップ30分×3〜4人という感じで、
より具体的に、コメディ以外にも、会社や個人、街の企画などのアイデアもブレストで広げて、
ライブ感マシマシでお送りしようと缶がえております。

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◎3月20日(水)  経堂大学 大山くまおさん
「大山くまおさんに聞くネット時代のライター進化論」

多くのライターにとって活動の場が紙媒体からネットへと移りつつあります。
副業としてライター業を選び成果を挙げる人も全国に増えています。
いまやスマホで読めて、書けて、写真まで撮れる時代。
出版業界の不況や紙媒体の悲観論に結びつきやすい傾向がありますが、
「プロとして書くことのハードルが下がったことで逆に、
これまでライター業を営んできた人も、これからライターになりたい人も、
考え方、動き方によってはチャンスのある時代」と、語る大山くまおさん。
紙媒体、ネット媒体、両方で活躍される大山さんにネット時代のライター進化論をうかがいます。

講義スタート 19時半〜(開場19時) 終演後 懇親会21時半まで。
チャージ2000円(おツマミ付き)+ドリンクキャッシュオン 
予約:sabanoyu@gmail.com 
(イベントタイトル/日付/連絡先/氏名/人数を明記してください)

大山くまお(おおやま・くまお)さんプロフィール
1972年名古屋市生まれ。静岡県立大学卒業。
出版社勤務を経て、フリーライターに。
編集者時代の代表作は『モンティ・パイソン大全』(須田泰成・著)。
著書『名言力 人生を変えるためのすごい言葉』が11刷6万部を超えるヒット。
ほかに『野原ひろしの名言 「クレヨンしんちゃん」に学ぶ幸せの作り方』など著書多数。
現在は「文春オンライン」などのウェブメディアを中心に、
エンタメ、政治、プロ野球などにまつわる執筆を続ける。
「文春野球」中日ドラゴンズ監督を務める。
最新作は3月刊行の共著『ドアラ漢字ドリル』シリーズ。
フェイスブックグループ「ライターズライフ」を運営し、
プロとして活躍しているライターから兼業ライターまで多くの人に役立つ情報を共有中。
どなたでも参加できます。
自分自身の仕事のあり方も含めて、現在と未来のライター像を常に模索しています。



昨夜の経堂大学。大山くまおさんによる「ネット時代のライター進化論」は実践的で刺激的な講義でした。
この20年の間に激変したライターをめぐる環境を客観的にとらえながら
(出版業界は1997年に売り上げのピークを迎えた後、坂道を下るように縮小しており、
書店の廃業も深刻な問題です)、しかし今だからできることを見つけて
仕事をつくり人生を楽しむ方法はいくらでもあるという話を豊富な実例を挙げてお話いただきました。
2月、スカイアーチネットワークス高橋玄太専務の講義にも出てきましたが、
ピーター・ドラッガーの「変化をコントロールすることはできない。
できるのは変化の先頭に立つことだけである」という言葉を昨夜も思いだしました。

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◎3月21日(木) 経堂大学・番外編→リクエストあり毎月1、2回定期開催に
「さばのゆ店主+『蘇るサバ缶』著者・須田泰成のコミュニティ(文化や経済活動を育む土壌)の話」vol.2

2月9日に高知工科大学の「地域連携カフェ」で
基調講演としてお話させていただいた内容。
写真の高知新聞の記事も素晴らしく、想像以上の反響がありました。
(新聞記者さんて簡潔に深く物事を伝えるプロですね。同じ物書きとして、とても勉強になります)
この講演の内容をベースに
「コミュニティ」=「人間らしい暮らしがあり、文化や経済活動が醸成する土壌」と定義して、
不定期で毎回30〜40分ほど話そうと思います。
自分がつなぎたいと思う人や地域、企業などを酔い湯加減でつなぐ場としても
利用(笑)したいと缶がえています。

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◎3月23日(土) 経堂大学 きたむらけんじさん
「劇作家・演出家・放送作家きたむらけんじさんのお話を聞く
〜熱い心を持ち続けながら働くということ〜」

19時半スタート(開場19時)
チャージ2000円+ドリンクキャッシュオン 
予約:sabanoyu@gmail.com 
(イベントタイトル/日付/連絡先/氏名/人数を明記してください)

きたむらけんじ(Kenji Kitamura)先生(放送作家・劇作家)

劇団東京フェスティバルの主宰として全公演の作・演出を手掛けている。
福島県小名浜のソープランド街から東日本大震災後の被災地の悲哀を描いた「泡」。
実在するチョーク工場をモデルに働くことの意味を問う「幸福な職場」、
テレビ局の「選挙特番」オンエア直前の舞台裏を描いた「テレビが一番つまらなくなる日」、
沖縄の基地問題反対派が拠点とするテント村を舞台にした「無心」などなど…
これまで一貫して社会派の題材を人情劇のテイストで描きつづけ、
今年で劇団旗揚げ10周年を迎える。
演劇界の芥川賞「岸田戯曲賞」を主催する白水社から出ている
「日本戯曲大事典」に劇作家として名前が掲載されているのは、
一応、演劇界で「ささやかな居場所」を得られているのかなぁと…ちょっぴりうれしく思っている。
「泡」は2013年、福島中央テレビ(日本テレビ系列)の主催で福島県内をツアー公演。
また「幸福な職場」は北海道四都市の演劇鑑賞会に呼んでもらいツアー公演を果たし、
さらに東京、神奈川、高知の高校生たちが文化祭や演劇コンクールの出し物として
演じてくれるなど、弱小・無名な劇団のクセに、珍しい広がり・展開を見せている。
放送作家としては、J-WAVE「JAM THE WORLD」「STEP ONE」「JUMP OVER」などの構成を担当。
2018年の年末に放映された深夜ドラマ『平成ばしる』(テレビ朝日)では脚本も担当している。




今宵さばのゆ経堂大学
劇団・東京フェスティバル主宰
劇作家・演出家きたむら けんじさんの講義。
熱かった深かった痛快だった!
打ち上げの徒歩38秒「きはち」さんで
経堂LOVEの西郷輝彦さんに!
西郷 輝彦さんにも「幸福な職場」「泡」を見てほしい!

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◎4月6日(土) 経堂大学 二胡奏者Tomomiさん
「二胡奏者 Tomomiさんに聞く二胡の魅力と楽しみ方」

19時半スタート(開場19時)
チャージ2000円+ドリンクキャッシュオン 
予約:sabanoyu@gmail.com 
(イベントタイトル/日付/連絡先/氏名/人数を明記してください)

偶然遭遇した二胡とギターの生演奏の音色に魅了され、二胡を弾き始める。現在、Chen Min氏に師事。2010年、サックス奏者Bronze Sambe氏の「Beside the Christmas Tree」のレコーディングに二胡で参加。2013年より、二胡DUO「青蓮-Seilen-」として活動を開始。2015年、フランスを拠点に世界的に活躍する二胡演奏家Guo Gan氏に日本人として初めて指導を受ける。2016年、ギター・パーカッション・二胡のユニット「Komorebi」にて、オリジナル曲を中心としたCD『Erhu – 悠久の流れ』を制作。2018年、パーカッション・ダンス・二胡のコラボユニット「mignon Tilleul」を結成。カラープランナーとして働く傍ら、都内を中心にライブ活動を行う。ソロでの演奏の他、様々な楽器とのコラボレーションを通じて、二胡の魅力を広めるべく活動中。

昨夜の経堂大学。二胡奏者tomomiさんの講義+実演は素晴らしかった。二胡とは何かというところから始まり、12年前に経堂で二胡と出会ったtomomiさんの人生が二胡とともに変わっていく緩やかなようでかなりドラマチックな実話を語っていただきました。二胡を奏でることで世界中にご縁が広がる物語に驚きました。
参加者が実際に二胡に触れる時間も設けていただき、最後のきはちさんでは閉店時間に心に沁み入る音色を聴かせていただきました。





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◎4月12日(金) 経堂大学 芹澤和美さん
「旅のライター芹澤和美さんのお話を聞く」

文章や写真はもちろん、
旅行ライターとしての生き方がとても素敵な芹澤和美さん。
美しい風景や美味しい料理の裏側に潜む複雑な歴史物語の声にも
耳を傾ける取材の話は、いろんな人に聞いて欲しい。

19時半スタート(開場19時)
チャージ2000円+ドリンクキャッシュオン 
予約:sabanoyu@gmail.com 
(イベントタイトル/日付/連絡先/氏名/人数を明記してください)


・芹澤和美(せりざわ・かずみ)先生プロフィール
編集職を経て、1996年、中国・上海へ短期留学。
帰国後、旅行ライターとして活動。
主なフィールドは、1998年から通い続けているマカオや、中国語圏、
アジア、中米、南アフリカ、
そして4世紀前のマカオとの歴史的繋がりから興味を持つようになった九州・天草。






テーマは、ローカルの暮らしや風土、歴史が育んだその土地ならではのカルチャーなど、
たんに流行の紹介や情報の紹介だけに終わらないルポルタージュ。
主に、旅行雑誌やカード会員誌、新聞などで国内外の旅行記事や紀行文を掲載。
著書に『マカオノスタルジック紀行』(双葉社)。

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「みなさんの先祖にはマンモスを倒した人もきっといたはず!」



初めての参加者もみるみるうちに自分のなかから
自然なキャラクターを引き出して演技を楽しむ
経堂大学・演劇講座、高泉淳子さんは、さらに言う。

「うちの親戚には演技や歌が上手かった人が一人もいなかったというのは意味がない。
みなさんが知らない、もしくは記録に残ってないだけで、
何千年、何万年という時を遡ればきっといろんな才能を持った人がいたはずだし、
その人たちの才能がきっとあなたの中にもあるはず!」

「人間が生きているうちに発揮できる潜在能力は本当に少なくて2割とか3割、
もっと少ないかも。
だから、ちゃんとしたメソッドで自分の中からキャラクターを引きだして
楽しみながら演技をすることを体験すれば、初めて参加した人でも演技ができるんです」

そんな流れのなかに冒頭の「きっとマンモスを倒した人もきっといたはず!」という
言葉が出てくるわけですが、

経堂大学・演劇学科4月講義
「高泉淳子さんに聞く演じる楽しさとカメレオン変身術ー自分の中から自分を作りだす方法」の
受講生も皆さん全員が
「きっと先祖にマンモスの肉を村人で分けた後の祭礼で
見事な歌や踊りを披露した人がいたはず」と思えるほど
講義のビフォー&アフターが見違えるようでした。

二日目の趣向として面白かったのが、講義で読んだ文章を自分のものにして、
懇親会のカウンターで実際にアドリブをまじえて演ってみるというもの。

みんな本当に楽しんでやってたなー!
このままいくと、小さな公演もできてしまいそうな予缶もした連休初日と二日目でした。
高泉さんはスゴイ!

さばのゆで行なう経堂大学。

こちら前回の様子です。

◎4月27日(土)+4月28日(日)

☆経堂大学・演劇学科4月講義
「高泉淳子さんに聞く演じる楽しさとカメレオン変身術ー自分の中から自分を作りだす方法」

「演技という表現を楽しむことは一部の人だけのものではない。
誰でも自由に平等に参加できて、しっかりしたメソッドで教われば、
のびのび楽しめてスクスクと上手くなるもの」
そんなメッセージに満ちた高泉淳子さんによる表現術の講義によって、
前回、まったく演技経験のない人たちが、
短時間のワークショップを通じて、実に雰囲気があり、
自分という存在を台詞を通じて周りの人たちに伝える優れた役者に変身しました。
その感動と興奮を4月も。
初めての方にも馴染みやすい内容と雰囲気です。


◎2月に好評だった演技の表現術の講義に少し実践を加えたかたちで、
4月は2日間行ないます。
 (朗読や演技のテキストは異なりますので両日の参加もオススメです)
・1日目(4月27日・土)
・2日目(4月28日・日)

◎講義スタート 14時〜(開場13時半) 終演後 懇親会
 チャージ2500円(おツマミ付き)+ドリンクキャッシュオン 
 予約:sabanoyu@gmail.com 
(イベントタイトル/日付/連絡先/氏名/人数を明記してください)

☆高泉淳子(Atsuko Takaizumi)先生
役者、劇作家、演出家。
早稲田大学卒業後1983年に劇団「遊◉機械/全自動シアター」を結成。少年少女から
老人まで様々な人物を演じ人気を得る。中でも少年役の「山田のぼる」はブームを呼び、
1993年「ポンキッキーズ」で生放送の司会役を務め、旋風を巻き起こした。
舞台の本も手がけ、時間、記憶、家族をテーマにした、『大人の寓話』には、定評がある。
レストランの話を舞台にしてジャズの生演奏と伴に繰り広げる『ア・ラ・カルト』は、
1989年から上演され大ロングランとなり昨年30周年を迎えた。
2004年村上春樹の短編を舞台化した『エレファント・バニッシュ』の
ニューヨーク、パリ、ロンドン公演で世界的評価を得る。
2009年由紀さおり40周年のステージを構成演出、音楽界でも話題になる。
2013年2月パルコ40周年三谷幸喜書き下ろし『ホロビッツとの対話』で渡辺謙と共演。
ホロヴィッツの妻役ワンダを演じ高く評価され、読売演劇大賞優秀女優賞受賞。
1991年「ラ・ヴィータ」で文化庁芸術祭賞受賞。
2009年「アラカルト」でスポニチ芸術優秀賞受賞。
著書に、『昭和演劇大全集』、『高泉淳子仕事録』、
『アンゴスチュラビターズな君へ』、『ラ・ヴィータ』、『メランコリーベイビー』、等がある。

高泉淳子さんのオフィシャルサイトはこちら

☆2019年5月のスケジュール

 

◎5月3日(金) 経堂大学

「おのみささんに聞く【わたしのペットは微生物】第二弾!」

前回は「白菜漬けから見る乳酸菌の話」でしたが、
今回は「味噌から見る麹菌の話」など。
GW中なので、ちょいと早めの18時開場/18時半講義スタート!
ぐずぐずゆるゆるお酒呑みながら、微生物の世界へ思いをはせましょう〜( ´ ▽ ` )ノ

18時半講義スタート/18時開場
チャージ2000円(フード付き)+ドリンクキャッシュオン

・おのみさ先生プロフィール

イラストレーター/麴料理研究家。
味噌づくりをきっかけに麴菌のおもしろさに目覚め、
2010年に『からだに「いいこと」たくさん 麹のレシピ』(池田書店)を発刊。
その他、麴関係の本を5冊発刊している。
最近は麹菌だけではなく、乳酸菌、酵母菌、酢酸菌なども愛してしまっている。

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◎5月4日(土) 経堂大学
「ファド歌手・ファドグラファーMACHAKOさんに聞く
ポルトガル大衆音楽「哀愁のファド」とポルトガルの魅力」

18時半講義スタート/18時開場
チャージ2000円(フード付き)+ドリンクキャッシュオン

・MACHAKO(ファド歌手・ファドグラファー)
世田谷生まれ、経堂在住。
幼稚園教諭、から振付師、キューバンダンス講師を経て、2007年ポルトガルのファドに出会い
2008年から2018年までに8度の単独渡航でリスボンにあるのファドレストラン等で修行を積み
ファディスタ(ファド歌手)として活動中。

現地で自身が撮影した写真を使っての「旅するファドライブ」を考案し、
ファドグラファーとして関東各地でライブ活動を展開している。
2014年には映画「リスボンに誘われて」のキャンペーンで渋谷BUNKAMURAの
シアター「ル・シネマ」でファドライブを務めるほか、各種イベントに出演。
葉加瀬太郎氏とラジオ「ANA WORLD AIR CARRENTO」で共演。

2018年NHKひるまえほっと錦糸町河内音頭特集では
「河内音頭にファド歌手が挑戦」として出演する。

テーマは、いまだ日本では未知な音楽「ファド」との出会いと現地での体験談。
200年の歴史があるユネスコ無形文化遺産「ファド」の楽しみ方や、
その独特な発声法(ストレートボイス)を体験できる。
写真とともに旅するようにポルトガルを北から南下しながら、ポルトガルの魅力を
地域、物産、食文化などを交えてふんだんにご紹介いたします。
是非とも、魅惑の国ポルトガルを存分にご堪能ください。

そしてこんな夜でした。


ファド歌手&ファドグラファー
MACHAKOさんによる
「ポルトガル大衆音楽『哀愁のファド』をポルトガルの話」めちゃくちゃグッとくる内容でした。
リスボンに単身乗り込んでファド歌手になるまでのストーリーは小説でも読んでみたいほど。
下町のファド酒場に集まる多種多様&キャラの濃い愛すべき人たちのエピソードもじんわり沁みました。料理もおいしいポルトガル。
MACHAKOさんのライブも娯しみです。

ワインは微発泡のヴィーニョヴェルデでした。

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◎5月5日(日)  経堂大学

安藤勝信さんに聞く 「幸せの経済学」
〜不便な場所を生き甲斐に満ちた多世代の居場所にする世田谷・大蔵モデル〜

築30年の木賃を福祉×リノベーションで再生した「タガヤセ大蔵プロジェクト」
(世田谷らしい空き家等地域貢献活用モデル事業)などを運営して
ギフトエコノミーやアドボカシー・マーケティングを実践する安藤さんによる
目からウロコの新しい経済/マーケティング/コミュニティづくりの話。

18時半講義スタート/18時開場
チャージ2000円(フード付き)+ドリンクキャッシュオン

◯安藤勝信(あんどう・かつのぶ)さんプロフィール

株式会社アンディート代表取締役
東京都世田谷区生まれ。元百貨店バイヤー。
不動産事業を継承し(株)アンディートを設立。古い建物を所有者として新しい価値に再生し、住まい手の愛着や地域のつながりを育んでいる。築30年の木賃を福祉×リノベーションで再生した「タガヤセ大蔵プロジェクト」(世田谷らしい空き家等地域貢献活用モデル事業)など。千葉県いすみ市との二地域居住を実践中。一児の父。

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◎5月19日(日) カンパネラナイト+経堂大学 やどやゲストハウス 山本真梨子さん

「やどやゲストハウス山本真梨子さんに聞く小さなゲストハウスから広がる国際交流の話」

世界中からリピート客が集まる東京・中野の「やどやゲストハウス」。
震災後、外国人が日本に来なくなり経営危機に陥ったが、
それを救ったのが「みんなでみんなでご飯を一緒に食べる」ことだった。
500円で誰もが参加できる毎週火曜日のイベント「ワンコインディナー」を続けるうちに、
旅行客が戻り、危機を脱し、同イベントは現在も盛り上がり続いている。

バックパッカー経験を経て「やどやゲストハウス」の運営に参加した
山本真梨子さんに人が集まるコミュニティなどについて店主・須田が聞きます。

「東京・中野に外国人観光客と日本人の“コミュニティ”があった」「やどやゲストハウス」が取り組む、観光客と町をつなぐインバウンドな町づくり

19時半スタート/19時開場
チャージ2000円(フード付き)+ドリンクキャッシュオン
予約:sabanoyu@gmail.com   

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◎5月21日(火) カンパネラナイト+経堂大学 高橋玄太(たかはし・げんた)さん
「スカイアーチネットワークス専務・高橋玄太さんと語るITの未来と酒場ネットワークの可能性」

下戸であるにも関わらず学生時代から新宿ゴールデン街をはじめとする酒場に出入り、
「酒場で学んだことは大きい」という高橋さんの話をうかがいます。

19時半スタート/19時開場
チャージ2000円(フード付き)+ドリンクキャッシュオン

☆高橋さんは、こんな方。
   ↓
哲学専攻だった大学3年の秋、
ITとベンチャービジネスに出会い、大いに魅了される。
「セガなんてだっせーよな」で当時有名だったセガの親会社の
IT専門ベンチャーキャピタルに新卒で入社。
国内のITベンチャー投資を5年担当、テクノロジーの変遷をフォローし、
起業家と真剣勝負で対面する経験を得る。
携帯のネット接続に関連するITベンチャーに転じ、取締役CFO。
東証マザーズに上場、10年間取締役を務める。
2007年から、株式会社スカイアーチネットワークス 専務取締役として、
マーケティング・営業・採用を担当。
現在、スカイアーチは、米国Amazon社が提供する世界シェアNo. 1のクラウド、
AWSの認定コンサルティングパートナー。
先進的なITテクノロジーの提供により、日本のIT 環境の変革と改善に貢献している。
2014年、さばのゆ須田氏との出会いを契機に、
東日本大震災の復興支援の一環として、木の屋石巻水産の全面協力を得て、
東北とIT業界を繋げる「サーバー屋のサバ缶」をリリース、大きな反響を得る。
その後も、大手IT企業とのコラボ缶などを発表、
ユーモアを大切にしながら、社会とビジネスを繋ぐ地道な活動を継続している。
「AIが人々の仕事を奪う」という否定論も散見される中、
ITテクノロジーの普及がどのような社会を生み出していくかに
楽観的な未来像を描きながら、大きな関心を持ち続けている。
前回の講義では、水田にセンサーを取りつけ、水田の水量とデータを可視化する、
アマゾンのクラウドサービス(AWS)を使った「水田の水量Iot開発案件」はじめ、
豊富な実例を説明。
ベンチャーキャピタルの話は、時代の流れを敏感に読むことの大切さと、
過去の成功体験や固定観念にとらわれることの怖さをひしひし感じました。
U2のボノがFacebook立ち上げに投資して大成功しているビジネスマンでもあるのも
高橋さんに教えていただきました。

高橋玄太さんの記事はこちら。
   ↓
◇「酒場を一番楽しめるのは下戸」酒が飲めない企業役員が力説

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◎5月23日(木) カンパネララナイト+経堂大学 石黒謙吾さん 
「石黒謙吾さんと語る酒場の話とベルギービールの世界」

19時半スタート/19時開場
チャージ2000円(フード付き)+ドリンクキャッシュオン

著述家・編集者・分類王、そして話しの達人、石黒謙吾さん。
石黒さんのブログ「イシブログケンゴ」も是非!

世界一多様性があるベルギービールの世界

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◎5月25日(土) カンパネラナイト+経堂大学  鈴木正晴さん
「日本百貨店・鈴木社長と語る〈これから〉の酒場の話」

19時半スタート/19時開場
チャージ2000円(日本百貨店のおいしいおツマミ付き)+ドリンクキャッシュオン

「日本の良いものを売り地方にお金をまわす」をモットーに活動を続ける
日本百貨店の鈴木社長の話をうかがいます。
いまや首都圏だけではなく、沖縄、北九州にまでお店を展開。
アジア、海外も視野に入れる鈴木社長の「これから」のビジョンについて。
東京駅に日本百貨店さかばを経営する鈴木さん、
もちろん酒場から広がった人生の話も。

◯日本の良いものを売り地方にお金をまわす  
 〜地域創成モデルのカリスマ、鈴木正晴さん〜
    ↓
◇そのセールストークから、作り手の顔が見える 第1回:日本百貨店代表取締役 鈴木正晴さん

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須田泰成

コメディライター/プロデューサー/著述家/クリエーティブディレクター。2000年、伝説の地域寄席・経堂落語会の代表世話人を勤めた故・栃木要三氏のラーメンからから亭の経営不振を立て直すため、個人飲食店を応援する経堂系ドットコムをスタート。2009年さばのゆオープン、落語、トーク、全国の地域イベント等で知られるように。東日本大震災の津波で流された石巻の缶詰工場・木の屋石巻水産の泥まみれの缶詰を洗って売るプロジェクトは、さばのゆから全国に広まり、約27万個を販売。工場再建のきっかけとなるなど、ソーシャルな活動も多い。本業は、著述、映像・WEB制作、各種プロデュース。著書に『モンティパイソン大全』(洋泉社)、脚本・シリーズ構成に『ベイビー・フィリックス』(NHK),
『スーパー人形劇ドラムカンナの冒険』(NHK)など。
最新刊は、木の屋石巻水産の復興ノンフィクション本『蘇るサバ缶〜震災と希望と人情商店街〜』(廣済堂出版)
Twitter:@yasunarisuda
facebook:https://www.facebook.com/yasunarisuda

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