人がいる、人がつながる、長屋のような経堂の街がある

2019.2.18

未経験者が役者に変身。高泉淳子さんの 経堂大学「演技論講義」。

経堂グルメ&カルチャー

「演技という表現を楽しむことは一部の人だけのものではない。
誰でも自由に平等に参加できて、しっかりしたメソッドで教われば、
のびのび楽しめてスクスクと上手くなるもの」

そんなメッセージに満ちた昨日の高泉淳子さんによる
経堂大学の演技論講義のラストは、傍らで見ていた私も鳥肌がたった。

まったく演技経験のない人たちが、
あれよあれよと2、30分という短い時間のワークショップを通じて、
実に雰囲気があり、自分という存在を台詞を通じて、
周りの人たちに伝える優れた役者に変身したからだ。
これには驚いた。

自分自身の変化に戸惑いながら感動して、瞳をうるうるさせていた人もいた。
なにかと制約のある日々の暮らしの中で知らずにまとっている殻を破った瞬間を見た。
演技というのは人間を解放するものだとリアルに感じた。
講義後の親睦会@さばのゆ、打ち上げのきはちさんも皆さん会話が弾み、
いろんなヨコのつながりも生まれたようだった。


山梨や愛知、遠方から来られた方も。

きはちさんのカウンターでは、
参加者から「経堂に引っ越したい」という移住相談まで。
新しい可能性を感じた一日でした。
高泉さんに感謝!

高泉淳子さんのオフィシャルサイトはこちら

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須田泰成

コメディライター/プロデューサー/著述家/クリエーティブディレクター。2000年、伝説の地域寄席・経堂落語会の代表世話人を勤めた故・栃木要三氏のラーメンからから亭の経営不振を立て直すため、個人飲食店を応援する経堂系ドットコムをスタート。2009年さばのゆオープン、落語、トーク、全国の地域イベント等で知られるように。東日本大震災の津波で流された石巻の缶詰工場・木の屋石巻水産の泥まみれの缶詰を洗って売るプロジェクトは、さばのゆから全国に広まり、約27万個を販売。工場再建のきっかけとなるなど、ソーシャルな活動も多い。本業は、著述、映像・WEB制作、各種プロデュース。著書に『モンティパイソン大全』(洋泉社)、脚本・シリーズ構成に『ベイビー・フィリックス』(NHK),
『スーパー人形劇ドラムカンナの冒険』(NHK)など。
最新刊は、木の屋石巻水産の復興ノンフィクション本『蘇るサバ缶〜震災と希望と人情商店街〜』(廣済堂出版)
Twitter:@yasunarisuda
facebook:https://www.facebook.com/yasunarisuda

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