人がいる、人がつながる、長屋のような経堂の街がある

2019.10.13

台風19号の被災地応援。信州にはソウルフードの「ビタミンちくわ」を経堂「さばのゆ」から。

経堂系シェアリング

台風19号の被害状況は甚大で、大変な救出や復旧活動が続く。
まだ知られていない被害もたくさんあるに違いない。

さばのゆメールにも「何か具体的にできることがないか?」
という連絡が相次いでいる。
避難所から自宅に帰れない人は、かなりの数に上るだろうし、
これから避難する人もいるだろう。

午前中、具体的に応援の力を持つ方々の情報を整理しつつ、や
りとりしていると、避難の間は特に
「なるべく、いつも食べているようなものが良いのでは?」ということで一致。
千曲川が決壊した信州は
「信州人のソウルフードと呼ばれ、老若男女誰もが長年馴染んでいるビタミンちくわ、
消費量が全国トップクラスのサバ缶なのでは」という話になるが、
偶然、「ビタミンちくわ」は、
「きはち」さんの雑炊や「八兆」さんのカニカマ天そばなど、
経堂の個人店のメニューにもなっている元祖カニカマメーカー、
石川県七尾市のスギヨさんの製品だったりする。

もちろんサバ缶も。
「海なし県」信州では、水産加工品は県外製品なんですね。

いろんなつながりがある有り難さ。

「ビタミンちくわ」は、スギヨさんが相談にのってくださることに。

「チャリティーライブとか気軽に声をかけて」という師匠やベテランの役者さん、
アーティストさんもからも連絡があり、
どう進めるのが良いか、具体的に考えはじめています。

こちらは、「きはち」さんの雑炊や「八兆」さんのカニカマ天そば。


常日頃からつながっているというのが、
地味だけど大切なことなのだと実感しています。

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須田泰成

コメディライター/プロデューサー/著述家/クリエーティブディレクター。2000年、伝説の地域寄席・経堂落語会の代表世話人を勤めた故・栃木要三氏のラーメンからから亭の経営不振を立て直すため、個人飲食店を応援する経堂系ドットコムをスタート。2009年さばのゆオープン、落語、トーク、全国の地域イベント等で知られるように。東日本大震災の津波で流された石巻の缶詰工場・木の屋石巻水産の泥まみれの缶詰を洗って売るプロジェクトは、さばのゆから全国に広まり、約27万個を販売。工場再建のきっかけとなるなど、ソーシャルな活動も多い。本業は、著述、映像・WEB制作、各種プロデュース。著書に『モンティパイソン大全』(洋泉社)、脚本・シリーズ構成に『ベイビー・フィリックス』(NHK),
『スーパー人形劇ドラムカンナの冒険』(NHK)など。
最新刊は、木の屋石巻水産の復興ノンフィクション本『蘇るサバ缶〜震災と希望と人情商店街〜』(廣済堂出版)
Twitter:@yasunarisuda
facebook:https://www.facebook.com/yasunarisuda

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