2005.11.3
宮古の風薫る美味悠々Bar
「バンチキロウ」
とびらを開けて中に入ると、店内は意外に広く、ゆったりとした異国情緒に包まれる。案内されて席につくと、温かいおしぼりと同時に、こんな言葉が迎えてくれる。
「どうぞ。ゆっくり遊んでってください‥‥‥」
言葉の主は、オーナーの中村哲さん。宮古島で、ワインを中心とした“バー・ボックリーのチョッキ”を7年に渡って経営。おおらかな南国流のもてなしを知り尽くした達人だ。
カウンターの上には宮古島から取り寄せたかめ入りの泡盛が並び、ゼンマイや生アオサなど、新鮮な宮古直送食材を用いた料理が、日替わりでメニューに加わる。運が良ければ巡り会えるゼンマイは、新緑のような鮮やかなグリーン。ピーナッツ・ソースの和え物は、歯ごたえに感激、風味に感動の一品だ。その他、ゴーヤー・チャンプルーや締めにピッタリの宮古ソバなどは、どれもこれも、味・ボリュームともに大満足のものばかり。
経堂で宮古の旬が味わえる貴重な店。が、しかし、この店の奥深さは、それだけではない。
「南仏産を中心に厳選した自然派ワインのみを一律3,780円でお飲みいただけます。 この価格帯で飲めるワインが日本一うまい店を目指します!」
と、中村さん。泡盛だけでなく、ワインでもゆったり楽しめるように、厳選したチーズのレパートリーも、種類・質ともに納得。自家製ミートローフなど、赤ワインと赤い糸で結ばれているようなオリジナル・メニューも心憎い。広い店内は、大人数でも、たった1人でも、くつろげるように設計されている。BGMは、中村さんの愛するロックが多い。
「ロックを聴いている時が、いちばんエレクトします!あのギンギン感がパワーの源ですね」
興がのれば、超絶テクのエアギターを披露してくれることもあるそうだ。ワイン、泡盛、料理、そして、 SOULのこもったもてなし、すべてが揃う、経堂のナイト・スポット。それが、バンチキロウだ。
実は、このバンチキロウ。
2011年の東日本大震災後に注目を集めた経堂のサバ缶のムーブメント(←クリック)の元祖の店でもある。
詳しくは、こちら(←クリック)
小田急多摩線の栗平駅から徒歩1分に移転。
BAR THE FOOL(←クリック)として営業中。
元祖サバ缶はじめ、
絶品おツマミを肴にワインをガバガバ楽しめる店です。
バンチキロウ
- 住 所
- 東京都世田谷区宮坂3-12-2 2F