人がいる、人がつながる、長屋のような経堂の街がある

2018.12.6

保育園児と絵本「きぼうのかんづめ」と「まことやの」サバ缶ラーメン

編集長のゆるり経堂日記

先日、あるお店の孫の男の子が、
保育園で絵本「きぼうのかんづめ」の
読み聞かせを受けたと聞いた。

「きぼうのかんづめ」とは、
東日本大震災の津波で流された
石巻の缶詰工場と経堂の商店街の
友情と復興の実話を題材にした物語。
その日の夕方、
男の子のおかあさんがお迎えに来て、
夕飯の支度にスーパーに立ち寄ろうとすると、
「サバ缶ラーメン食べたい!」と大きな声。
おかあさんは、男の子を連れて、
「きぼうのかんづめ」のモデルとなった
ラーメンまことやに。

サバ缶ラーメンを食べた男の子は、
「おいしい!」と、最高の笑顔に。
地域の物語がおいしさを通じ次の世代に伝わっていく。
いい話だと思いました。

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須田泰成

コメディライター/プロデューサー/著述家/クリエーティブディレクター。2000年、伝説の地域寄席・経堂落語会の代表世話人を勤めた故・栃木要三氏のラーメンからから亭の経営不振を立て直すため、個人飲食店を応援する経堂系ドットコムをスタート。2009年さばのゆオープン、落語、トーク、全国の地域イベント等で知られるように。東日本大震災の津波で流された石巻の缶詰工場・木の屋石巻水産の泥まみれの缶詰を洗って売るプロジェクトは、さばのゆから全国に広まり、約27万個を販売。工場再建のきっかけとなるなど、ソーシャルな活動も多い。本業は、著述、映像・WEB制作、各種プロデュース。著書に『モンティパイソン大全』(洋泉社)、脚本・シリーズ構成に『ベイビー・フィリックス』(NHK),
『スーパー人形劇ドラムカンナの冒険』(NHK)など。
最新刊は、木の屋石巻水産の復興ノンフィクション本『蘇るサバ缶〜震災と希望と人情商店街〜』(廣済堂出版)
Twitter:@yasunarisuda
facebook:https://www.facebook.com/yasunarisuda

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