人がいる、人がつながる、長屋のような経堂の街がある

2019.12.15

第69回目の「経堂こども文化食堂」フードシェアに料理家の瀬尾幸子先生の労作・暮しの手帖・別冊『素材がわかる料理帖』をプラス。

経堂系シェアリング経堂こども文化食堂

今週末は「経堂こども文化食堂」フードシェアに
料理家の瀬尾幸子先生の労作
(なのに見え方がとてもシンプルで説明が親切わかりやすい)
暮しの手帖・別冊『素材がわかる料理帖』をプラス。
広島のビールスタンド重富の重富寛さんにいただいた寄付で購入しています。

この本は読んで優しく目からウロコの連続。
安い素材でも簡単によりおいしく食べることのできる知恵の宝庫。
生活費を節約しながら食事を楽しめる、しかも、時間もかからない。
忙しいシングルママさんにピッタリの本。

本日は声優を目指していた高橋くんの茨城の実家のコシヒカリ、
向井珍味堂の松村さんから「きなこ」と「関西風七味」、
広島の山根さんから甘い蜜柑、高知からミレーのビスケット、
かおり生姜、黒潮町缶詰製造所の7大アレルゲンフリーの缶詰、
日本のウェストコースト山形出身のお兄さんから正月のお麩、
秩父出身のポン太さんから秩父の蕎麦カリントウ、
木の屋石巻水産さんの金華さば味噌煮、マルハニチロさんや極洋さんの缶詰も。
週末2日動いているので、年間100日。
来年2月で丸4年なので、いま385日目くらい。
具体的に動くことで、4年前には見えなかったことが見えるように思いますし、4
年前にはなかったつながりが生まれて確かなものになっているのも感じる。

フードシェア最終便。新潟県十日町市のへぎそば、山梨県のほうとう。

いろんな地域に独自の麺文化があることを食べて知る。
海藻が蕎麦粉のつなぎになる食文化と雪国の歴史が育んだ
着物産業とのつながりもママさんと共有。
高知のミレーのビスケットは既に認知度が高いが、生姜味は子どもたち初めてのはず。

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須田泰成

コメディライター/プロデューサー/著述家/クリエーティブディレクター。2000年、伝説の地域寄席・経堂落語会の代表世話人を勤めた故・栃木要三氏のラーメンからから亭の経営不振を立て直すため、個人飲食店を応援する経堂系ドットコムをスタート。2009年さばのゆオープン、落語、トーク、全国の地域イベント等で知られるように。東日本大震災の津波で流された石巻の缶詰工場・木の屋石巻水産の泥まみれの缶詰を洗って売るプロジェクトは、さばのゆから全国に広まり、約27万個を販売。工場再建のきっかけとなるなど、ソーシャルな活動も多い。本業は、著述、映像・WEB制作、各種プロデュース。著書に『モンティパイソン大全』(洋泉社)、脚本・シリーズ構成に『ベイビー・フィリックス』(NHK),
『スーパー人形劇ドラムカンナの冒険』(NHK)など。
最新刊は、木の屋石巻水産の復興ノンフィクション本『蘇るサバ缶〜震災と希望と人情商店街〜』(廣済堂出版)
Twitter:@yasunarisuda
facebook:https://www.facebook.com/yasunarisuda

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