2019.1.8
経堂の「昭和のドライブスルー」について
すずらん通りには同じ商店街にマイバスケット2軒、
コンビニ2軒、近隣にスーパー4軒があっても生き残る
個人経営の八百屋さんが100mほどの間に4軒もある。
どの店も商品/サービス/販路など、それぞれに特化したものを持っているが、
いつも経堂こども文化食堂の野菜を買う「もりやのぼる青果店」は、
本当に地域の人たちの暮らしに密着したサービスが人気。
『蘇るサバ缶』のカバー撮影の際のもう一枚の後ろにある
オレンジ色の雨風避けのあるお店。
(撮影は、経堂のカメラマン栗栖誠紀さん)
働き者のおかみさんが準備した下ごしらえした
野菜、漬物、梅干、焼き芋などの品揃えが実に豊富。
ゴボウのきんぴら、剥いた里芋やジャガイモ(メークイン)、
ゆり根、フキなどなど。
「こんなのあったら助かるのに!」というものがあるお店。
機敏に動くおかみさんのおかげで、
自転車から降りずに買えるのが便利で、
夕方になると、保育園帰りのママさんたちも時短クッキングの材料を求めにやってくる。
編集部では「昭和のドライブスルー」と呼んでいる。
いろんなニーズを察知して、
手堅く商売する個人店は、経堂にはまだまだ多い。
今日は、さばのゆのおでん用にふきを買う。
それから自転車で1、2分。豆腐の「一力」さんに行く。
ちなみに一力さんも「昭和のドライブスルー」である。
一力さんの木綿豆腐は、ぎっしり詰まって200円。
湯豆腐におでんに最高。これを使うと、他の豆腐は使えない。