2019.7.31
消費税増税と知っておきたいインボイス制度。
夜が深まるといろんな店の本当の閉店事情が耳に入る。
いまの経堂に特徴的なのが、路面で30坪を超える広さで、
調理人を雇って営業する店は、かなり苦しく、
店舗が自分の持ち物でも長い目で考えて継続がしんどい、
そんな感じになっているように見える。
リーマンショックの前、ライフの並びのJ:COMの事務所が
銀座の三笠会館の広々としたイタリアンだったのを覚えている人も多いのでは。
逆に調子が悪くないのが、広くても17、8坪以下の小さな店で、
店主自身が調理人、家族が手伝うかバイト1、2名まで、
リーマンショック以前から経堂で飲んでいて、
律儀な人のつながりを12、3年以上熟成して持っているところ。
誕生日やゴルフや釣り、寄席通いなど、半ばクローズドな店の行事などもあり、
ゆるやかだが気配りの行き届いたコミュニティ管理がしっかりしている
(FBの公開イベントではなく地味な感じの)。
店のスタッフやお客に若い世代がいれば、
そこをきっかけに20代、30代の常連客がじわじわ増える。
もちろん絡んだり説教したりする中高年男性はいない。
10月の消費税増税を前にそんな話を近所の飲食店主と頻繁にしていますが、
こちらも気をつけないとというのが、2023年から実施予定の「インボイス制度」。
参考リンク→「税率引き上げより怖い消費税の「インボイス制度」~2023年10月以降、中小事業者の経営に影響も~」(大和総研グループ)
これは年間売上3000万円以上の事業者が消費税の課税対象
だったのが1000万円以上に引き下げられた
2003年のようなショックを商店街の風景に与えるように予缶します。
世田谷に多いフリーランスのクリエイターの可処分所得減につながるボディブローにも。
というわけでどうすれば?という話なのですが、
ぼくは、この2、3年のうちに、
経堂界隈の魅力に引かれて律儀に通ってくださる上客の数を
少なくても2割増やすしかないかなと缶がえています。
今回の「世田谷ライフ」に協力したのも、そこがあり、
経堂の楽しさをもっとじわじわと。
そうしないと今ある店もじわじわ(どんどん)なくなり、
新規のお店も1回目の更新まで持たない、そんな流れになってしまうかもと。