人がいる、人がつながる、長屋のような経堂の街がある

2020.1.13

第72回目の経堂こども文化食堂フードバンクは食と本の文化がつながる!

経堂系シェアリング経堂こども文化食堂

第72回目の経堂こども文化食堂フードバンクは食と本の文化がつながる!

昨夕の経堂こども文化食堂は5人の兄弟姉妹が、さばのゆに。
4歳女の子が激しく泣いている。「ほんやさんにいきたかった!」と言ってきかない。


日本のウェストコースト山形のおにいさんが送ってくれた
7大アレルゲンフリーのソーセージ4種などいろんな食材をシェアしつつ、
石黒謙吾さんがご自身が編集された書籍の束見本(つかみほん)を
たくさん送ってくださっていたのを思いだした。

大中小の束見本をカウンターの上にどさっと置くと、
まず小2のお兄ちゃんが飛びついた。

「ここに本の名前、文章、絵とか書きこんだら、自分だけの本が作れるよ」と言うと、
さっそく自分の本の構想をページをめくりながら考えて、
小さい子たちも「◯◯ちゃんも!」「◯◯ちゃんも!」と、
お気にいりの束見本を手にとって、あれこれお絵描きの構想を練っている。

泣いていた子が「ネコちゃんの絵本にする」とするとページをめくりながら
「ここにネコちゃん、ここもネコちゃん!」と指をさして、なにやら真剣だ。
「本ができたら見せにきてね!」と、おかあさんを含めた6人を見送った。

また楽しみが増えた。

2月は笑福亭鶴笑師匠のパペット落語会もある。
2020年代は全国のおいしいものでお腹いっぱいにプラス、
生の文化でもお腹いっぱいになる経堂こども文化食堂を熟成させていき鯛ものです。

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須田泰成

コメディライター/プロデューサー/著述家/クリエーティブディレクター。2000年、伝説の地域寄席・経堂落語会の代表世話人を勤めた故・栃木要三氏のラーメンからから亭の経営不振を立て直すため、個人飲食店を応援する経堂系ドットコムをスタート。2009年さばのゆオープン、落語、トーク、全国の地域イベント等で知られるように。東日本大震災の津波で流された石巻の缶詰工場・木の屋石巻水産の泥まみれの缶詰を洗って売るプロジェクトは、さばのゆから全国に広まり、約27万個を販売。工場再建のきっかけとなるなど、ソーシャルな活動も多い。本業は、著述、映像・WEB制作、各種プロデュース。著書に『モンティパイソン大全』(洋泉社)、脚本・シリーズ構成に『ベイビー・フィリックス』(NHK),
『スーパー人形劇ドラムカンナの冒険』(NHK)など。
最新刊は、木の屋石巻水産の復興ノンフィクション本『蘇るサバ缶〜震災と希望と人情商店街〜』(廣済堂出版)
Twitter:@yasunarisuda
facebook:https://www.facebook.com/yasunarisuda

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