人がいる、人がつながる、長屋のような経堂の街がある

2020.7.1

【経堂系ドットコムが20年】

編集長のゆるり経堂日記

【経堂系ドットコムが20年】
2000年7月、経堂西通りのラーメン「からから亭」の経営危機を
当時の若い常連(私は32歳でしたし)が中心になって
イベント&ネットで何とかしようと始まった経堂系ドットコムが20周年。

からから亭自体は、毎週月曜日をキャッシュデリバリー形式の立ち飲みバル
(当時からバルという言葉を使っていました)&さまざまなジャンルの人が集まる交流イベントとし、
150回(3年間)続け、常連層が厚くなり、危機を乗り越えました。
(その後、2007年4月に店主の栃木さんが難病に倒れてしまうのですが)

からから亭のラーメン(500 円)、さっぱりあっさり、飲んだ後の〆に最高だった

ホームページの作成は少し後、山本真理子さん(旧姓)が立ち上げてくださり、
2004年、武蔵美の学生だった大里圭介さんに。
初めの頃はインフォシークのメーリングリストでガラケーのメンバーがつながり、
それでも約400人がつながり、情報交換をして、街を盛り上げていたのでした。

名物餃子(350円)。こちらは水餃子。包みたての茹でたては格別だった。

「人がいる、人がつながる、長屋のような経堂の街がある」のコピーの精神は20年変わらず。

とりあえずビール(エビス生)に細切りチャーシュー(350円)冷やし中華と同じタレ。

いまコロナの影響が大変で、社会全体が異次元の持久戦を強いられ、
いつトンネルを抜けるかわかりませんが、
感染を避けながら、むしろ人のつながりの網の目はさらに強く、
これからにつながる活動を小さいながら続けていきたいと缶がえています。

冷やし中華ごまだれ(800円)年中あったツマミにもなる一品

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須田泰成

コメディライター/プロデューサー/著述家/クリエーティブディレクター。2000年、伝説の地域寄席・経堂落語会の代表世話人を勤めた故・栃木要三氏のラーメンからから亭の経営不振を立て直すため、個人飲食店を応援する経堂系ドットコムをスタート。2009年さばのゆオープン、落語、トーク、全国の地域イベント等で知られるように。東日本大震災の津波で流された石巻の缶詰工場・木の屋石巻水産の泥まみれの缶詰を洗って売るプロジェクトは、さばのゆから全国に広まり、約27万個を販売。工場再建のきっかけとなるなど、ソーシャルな活動も多い。本業は、著述、映像・WEB制作、各種プロデュース。著書に『モンティパイソン大全』(洋泉社)、脚本・シリーズ構成に『ベイビー・フィリックス』(NHK),
『スーパー人形劇ドラムカンナの冒険』(NHK)など。
最新刊は、木の屋石巻水産の復興ノンフィクション本『蘇るサバ缶〜震災と希望と人情商店街〜』(廣済堂出版)
Twitter:@yasunarisuda
facebook:https://www.facebook.com/yasunarisuda

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